集英社オレンジ文庫<br> 異人館画廊 透明な絵と堕天使の誘惑

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集英社オレンジ文庫
異人館画廊 透明な絵と堕天使の誘惑

  • 著者名:谷瑞恵【著】/詩縞つぐこ【イラストレーター】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • 集英社(2020/01発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 150pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784086802895

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内容説明

千景のもとに「――もうすぐ僕は、絵を完成させる。見た人を不幸にする絵だ……」と脅迫めいた手紙が届いた。消えた図像術の研究者、有名な心霊スポット「切山荘」、四つの絵……点と点が線となり、やがて千景の過去へと繋がっていく。誘われるように、自らの失った記憶に向き合おうとする千景を透磨は案じ、守ろうと二人の距離は近づいて――? 待望の第六弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

67
今回で千景が過去に誘拐された事件の顛末が分かる。なるほど千景は左利きだったのか。両親としては千景の異能は怖いかもしれないけれど父親の態度はやっぱりひどいと思う。優れた父を持つ息子としての複雑な心理は分かるけれど娘を傷つけすぎでは?既に空間プロデューサーとしての地位も確立してるのに…。千景に貰った目玉のお菓子でも食べて反省すべき。記憶が戻っても千景はあまり変わらないのだから、透磨はイジイジしてる場合じゃないと思う、読者的にはカゲロウさんの方がイイかもと思ってしまう。2023/08/12

megu

60
美術ミステリーシリーズ6作目。今回は、冒頭がお手紙から始まり、シリーズ1作目を彷彿とさせる。有名な心霊スポットに、見ると悪いことが起こる絵があるという話を耳にし、図像術との関係を疑って、その場所を訪れるところから物語が展開される。そして、シリーズ6作目にして、とうとう、千景とカゲロウさんの過去が明らかになった。“僕はきみが好きだけれど、それがすべてで他に何も望んでないから”っていうカゲロウさんの言葉。かっこよすぎる。もちろん透磨も大好きだけど、カゲロウさんのファンになってしまった6作目でした(*´ω`*)2022/06/18

59
シリーズ6作目。脅迫の手紙から始まった今回の物語。心霊スポット、四つの絵など散りばめられたピースを集めていくと、千景の過去へと繋がっていく。千景の中から消えている誘拐事件の記憶へ近づいていくことで、いつも以上に余裕がなく、過保護に見える透磨。カゲロウさんが事件に深く関わっていたことには驚いたけれど、千景と透磨がお互いを守ろうとするのは昔からなのだと分かったことが嬉しい。記憶を取り戻したことで、二人の関係はどう変わっていくのだろう。じれったいのは暫く変わらないままかな?次巻はなるべく早く出てくれると嬉しい。2019/12/29

星群

57
シリーズ6。前作読んでから、だいぶ間が空いてしまった。過去の誘拐事件の記憶が解けて、2人の関係も一気に飛躍した様に思う。だって、あんな事しちゃうんだもん!だけど、あと一歩がもどかしい、ヤキモキするよ。まぁ、もう相思相愛でしょと思わないでもないけど。伸郎さんが、貰った奇抜なお菓子を見た時の様子が知りたい、笑。2023/05/11

はなりん

53
遂に過去の誘拐事件の真相が明らかに!それとともに、千景の記憶も徐々につながっていき、カゲロウとの関係もわかってスッキリ。心霊スポットにある謎の壁画と図像術の関係を探るうちに、千景は過去の記憶に繋がる不安に揺れる。透磨も不安を感じながら、どんなことがあっても千景を守る強い思いがあり、2人の距離がグッと縮まった!千景も小学生並みの恋愛のようだけど、自覚した様なのでこれからのデレに期待。2020/03/01

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