内容説明
会議室で正論を述べているのに孤立無援だと感じたこと、あるいはそんな状態に置かれた人を見た経験はないだろうか。「悪人」が一人もいなくても、時に不正までも承認してしまうのが、集団心理の恐ろしいところである。しかし会議は、個人の力ではできないことを成し遂げるための関門でもあり、逃げてばかりはいられない。会議の場で味方を増やし、自分の意志を貫くための知識とテクニックを社会心理学の専門家が伝授する。
【目次】
序章 会議は「戦場」だった
第1章 会議への不満はなぜ生じるか
第2章 会議のクセを知る
第3章 「ロバートルール」を知る
第4章 オカモトルールをマスターする
第5章 集団討議と多数決の罠
第6章 意外に大きい議長の力
第7章 傍観者、日和見主義者の見えざる罪
第8章 傍観者になるな
第9章 属人主義から属事主義へ
第10章 責任ある立場となったとき
終章 会議は飛躍のチャンスでもある
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ophiuchi
11
なぜ今回の三菱自動車やVWのような企業の不祥事が繰り返されるのかが分かったように思えた。会議においてNGなふるまいが具体的に書かれていて、そのうちのいくつかは日本で最も重要な会議である国会で、安倍首相がやっていることだった(感情的になるとか)…2016/04/25
らっそ
4
感情的&認知的な属人主義にまみれた私。書き置き:懲戒に限らず、欧米では、手続きに瑕疵がある意志決定は無効というのが原則です/自信のあること、当然だと思うことは、小さい声で言うようにしましょう2016/09/02
椎名千歳
1
会議についての心理学的考察の本。技術というよりも状況や立ち位置についての解説が多かった。読む前に予想した内容とは少し違っていたかも。著者の意見が割と強い内容で少しとっつきにくい印象。2017/03/27
concreteseijin
0
I second2016/10/03
hiyu
0
空中戦の多い会議で少々辟易するところもあったので、凄く新鮮な内容であった。会議=集団心理は言い過ぎかもしれない。しかし会議も生き物である以上、有効に進めていく方法を知るに越したことはない。知れば知るほど、慎重にことを運ばなければならない思いにも駆られたが。2016/02/15
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