中公新書<br> 老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの

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中公新書
老いと記憶 加齢で得るもの、失うもの

  • 著者名:増本康平【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 中央公論新社(2020/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121025210

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内容説明

加齢によって、記憶は衰える――。それが一般的なイメージだろう。だが、人間のメカニズムはもっと複雑だ。本書は、高齢者心理学の立場から、若年者と高齢者の記憶の違いや、認知能力の変化など、老化の実態を解説。気分や運動、コミュニケーションなどが記憶に与える影響にも触れ、人間の生涯で記憶が持つ意味をも問う。加齢をネガティブに捉えず、老いを前向きに受け入れるヒントも見えてくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

82
読友さんおすすめの本。会ったことがあるはずの人の名前が出てこなかったり、両親の認知症の心配を考えねばならなくなってきた世代。老いと記憶について簡単ながら丁寧に説明してある。物を置いた場所を忘れるのは、置いた場所を忘れた訳ではなく、そこに物を置くという行為を記憶にとめていないからだとか、いわゆる「脳トレ」は記憶力回復には効果が無いとか、人とのコミュニケーションは認知症防止には役に立つとか、なるほどなと思うことが多かった。面白かったです。★★★+2019/07/06

s-kozy

61
著者は神戸大学大学院人間発達環境学科准教授の認知心理学者。加齢と記憶に関してのこれまでの研究から明らかになった知見を分かりやすくまとめている良書。学生や福祉・介護関係者、高齢者とその家族にとって有用であるとともに人生80年(100年か?)時代に足を突っ込んだ日本人全員の必読の書かもしれない。脳の健康を保つのもやはり大事なのは適度な運動と安定感のある生活習慣、豊かな人間関係なんだね。これは娘からの推薦書。18歳でこの本を本屋でチョイスする彼女の勉学がどう深まっていくのかも非常に興味深い。2019/06/29

KEI

51
高齢者心理学、認知心理学の専門家である著者が最近の知見を含めて、老齢化の姿を一般の人に分かりやすく解説した本。新書版にもかかわらず、内容が多く、充分理解できたとは言いがたい。しかし加齢をネガティブに捉えず、人生の満足度を維持する為に「選択」「最適化」「補償」の大切さが実感出来た。その為の補助ツールとしてスマホが挙げられていた事は意外だった。また脳トレには科学的根拠が無い事、適度な運動や人との関わりのといった社会活動、悔いなく過ごす為に自己意識や記憶の再解釈が必要だと知る事が出来た。2019/06/17

いの

34
通勤で読み終えた本です。年齢が高くなるにつれ記憶力が低下するのは仕方ありません。現に私はそう。なのですぐに携帯のメモ機能に入力しています(マジックをさした小さなメモ用紙も冷蔵庫にくっつけてる)。料理中に思い出すことが何故か多いので「あっ!自治会の集金!」などなど。でも覚えることをやめるツールを利用することも有効な方法だそうです。興味深い内容でした。特に大切なのは「習慣」。記憶障害と記憶力の低下は違うこと。認知機能が低下しても身に付けた「習慣」こそが自分の生活を助けてくれるそうです。2020/05/11

Rie【顔姫 ξ(✿ ❛‿❛)ξ】

33
読友さんの感想から手にとった。誰もが恐れる、加齢によって記憶が衰えること、そして認知症。しかし、高齢者心理学の立場から、衰える記憶と衰えない記憶があること、記憶の分類(短期・長期<顕在:エピソード、意味、潜在:プライミング、手続き>)、そのなかで言語的な知識(意味記憶)は歳を重ねても増えていくことは興味深い。それから、脳トレも必ずしも認知症の予防にはならないという。果たして認知症の予防ができるかといえば、35%程度の範囲で有効だが、65%は自分の努力では防げない。(続2019/12/22

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