マンボウは上を向いてねむるのか マンボウ博士の水族館レポート

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マンボウは上を向いてねむるのか マンボウ博士の水族館レポート

  • ISBN:9784591163511

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内容説明

大きな体に変わったひれ。ふしぎな魚マンボウはどうやってねむるか知っていますか? マンボウのことならなんでも知りたいマンボウ博士・澤井悦郎さんの研究の舞台はなんと水族館! 生きものを研究する楽しさと、マンボウの魅力いっぱいのノンフィクションです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

96
マンボウは研究途上と言うより、やっと始まったって感じなんですかね。 本当にまだまだ未知で、解き明かす事がいっぱいある様に思われます。 マンボウを飼育するにあたり、成る程と思ったり、驚きの工夫などが施されているのですね。 生態や行動を解明すると共に、より傷つかずに水族館で飼育できる方法を確立して欲しいと願います。 博士になるには、「好奇心と引きかえに、ある程度人生を捨てる覚悟が必要」って言葉は、決して軽く無い。2020/07/26

☆よいこ

78
児童書。マンボウの研究をしている著者が、マンボウについて熱く語る。ここ10年くらいでわかったマンボウの分類(新発見)についてと、マンボウの生態がわかりやすい。まだ研究途中で、論文発表もされていない事実をここまで書いていいものか~と思えるくらい、親切に説明しているが「誰でもできるコトだけど、誰もやろうとしない研究を真面目にやる」のが研究者なんだね。マンボウへの愛情と、水族館の魅力を感じられる一冊。▽スペシャルサンクスに、マンボウ死んでるPがあったのに本文にはなかった。BGM参加なのかしらん。巻末に参考資料。2020/09/25

たんぽこ

10
マンボウへの著者の情熱をひしひしと感じる本でした。素人には難しい(ついていけない)部分もありましたが、面白かったです。水族館の飼育員には、研究に費やす時間はほとんどないので、研究を専門とする人が所属したり、他の機関の研究者と共同研究を行う機会を増やさなくてはいけないという著者の提言にはショックを受けました。水族館は学術機関だから専門家達が日夜研究に励んでいるのだとばかり思っていました・・。日本の研究環境の厳しさには気持ちが重くなります。2020/05/06

とかねね

6
最後のおわりにで「小学生であろうと手加減はしません」と書かれていた通り、児童向けにしては専門的な本でした。好きな子は好きなんだろうけれど...、読んではみましたが紹介するのは諦めました...。変わった魚だなぁと思ってはいましたが、マンボウのことはまだまだ謎が多いようです。マンボウのことがよくわかる、愛に溢れた一冊でした。2020/02/09

あずさがわ

6
本書を読んでもマンボウはまだまだ謎に包まれているのだなと思いました。今生態が明らかになっている他の動物も多くの研究者たちの努力があったからこその今があるのですね。深く感謝。2020/01/28

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