内容説明
京都に新しくオープンする外国人向けの町家旅館『京町家 楽遊 堀川五条』のマネージャーをつとめることになった著者。根っからのあずま女が世界一の人気を誇る古都でやっていけるのか!? そんなドキドキとドタバタと、暮らしてわかった京都のユニークな姿やお気に入りスポットなどを紹介するエッセイガイド。
『京町家 楽遊』HP https://luckyou-kyoto.com/
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kazuさん
13
最近、京都の散策にはまったが、この本は、著者おすすめの観光ルートや見どころ、レストランなどが記載されていて、とても参考になった。もちろん、町屋旅館立ち上げ時に、関東から京都に移り住み、肌で京都の町の雰囲気を感じ取る筆者の生き生きとした記述も興味深い。2022/06/18
みにみに
7
なんの因果か、突然京都の小さな町家旅館を任されることになった関東女性の面白エピソード。京都といえばなぜだか惹かれるワードだし、何度でも行きたい場所でもあるけれど、外から移ってきて住むには覚悟がいりそうな予感。巷で言われる京都人はいけずというのを楽しめるか怖いと思うかによるのだろうけど。旅館に泊まるお客さんはほとんどが外国人。こんな仕事をやったことのなかった著者のおもてなし奮闘記でを愉しみ、文化の違いに対するお国柄による反応のそれぞれを興味深く読ませてもらった。ところどころで写真があるのも嬉しい。2023/04/18
いちろー
7
インバウンド景気に押されて、忙しさにため息をついていた日々。コロナで世界がこうも一瞬で変わるのかと、さみしく思いながら読み終えました。町家旅館「楽遊」を通じて京都の生活の一端を知ることができました。今だからこそ、ゆっくりと週末にでかけて堀川五条あたりを散策したいなと思いました。2020/07/30
tetsubun1000mg
7
大学時代から海外旅行好きで、ライターをしていた筆者が京都の町屋をモチーフに建てた新しい旅館の立ち上げ・運営責任者を任される。 立ち上げ責任者として建物の中の調度品、絵画、食器等は自分ひとりで決めないといけなくなったが、周囲の人やこれまでの人脈を頼って旅館にふさわしいものを選んでいく経緯や選んだ品も興味深い。 版画、絵画との出会いはカラー画像も有って印象的。 海外のお客様とのふれあいや、ハプニングも紹介されているが旅館スタッフの目線は新鮮で読んで面白い。 京都は人が多すぎて敬遠していたが計画してみようかな。2019/11/15
くるくる
7
京都はなんだか住むには恐ろしいところだ…。 でも行きたい。行くだけ。2019/11/14