小学館文庫<br> 十津川警部捜査行 愛と哀しみのみちのく特急

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小学館文庫
十津川警部捜査行 愛と哀しみのみちのく特急

  • 著者名:西村京太郎【著】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • 小学館(2020/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784094067323

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内容説明

十津川シリーズの秀作五作を収めた短編集。

 十津川警部シリーズには、多くの長編とともに味わい深い短篇も多い。本作は、東北地方を舞台にした秀作5作を収録しています。
 「ゆうづる5号殺人事件」は、東京駅に着いた東海道新幹線で忘れものが見つかった所から話が始まります。その所持人である男性が亡くなっていることがわかります。調べを進めると、その後、被害者の関係者である女性の死体が阿武隈川で発見されました。容疑者の存在が浮かんで来ますが、どちらも犯行時間にアリバイがありました。容疑者の企てをどう見破るのか!?
 「急行べにばな殺人事件」は、十津川の部下である亀井が容疑者となってしまうという驚きの展開です。高校の同窓会に出席した亀井は、次の日に別れた同級生が急行べにばなで殺されたことを知ります。そして、犯人ではないかと疑われ、留置されてしまいます。ここにも、容疑者にはアリバイがあるのですが……。
 既に廃止されてしまった「ゆうづる」「べにばな」「あいづ」が登場。鉄道ファンには懐かしく感じることと思います。
 十津川警部の活躍を、お楽しみ下さい。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

飛鳥栄司@がんサバイバー

16
鉄ネタトリック短編が3作と、鉄道関係なし東北起因のサスペンス系短編2作の構成。鉄ネタトリックは、「特急あいづ殺人事件」が「新婚旅行殺人事件」のアレンジ版になっている。後者はトリックの必然性に説得力があったが、紙面の都合なのか、後者のシノプシス的に書かれたものなのか、昇華されたものでは無かった。サスペンス系は、犯人との対決ものと、容疑者逃避行もので、ドラマ性で読ませるが短編といこともあってラストにピークがくるものと思っていたが両作とも肩透かし。「愛と絶望の奥羽本線」は中編にしてラスト一捻り加えれば化けそう。2021/06/29

倉屋敷??

3
東北関係の短編が5編。 鉄道関係のトリックは毎回頭に中々入ってこないけど、うん!面白かった!2023/04/24

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