内容説明
純白の羽二重の着流しで、紋は真紅の水おもだか、帯も純白なら、刀も脇差も白柄白鞘の、孤影の剣士・源氏九郎は、源義経の後裔……。義経が鞍馬山の化生者から授けられたという火焔水煙の雌雄剣に秘められた家康の財宝をめぐって、火焔は水をよび、水煙は火をもとめ、源氏九郎の秘剣揚羽蝶が華麗に舞う、長篇時代小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
急性人間病
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“化生者より贈られし二つの妖剣”が生み出す執着が、源氏九郎の美貌が生み出す執着の足元にも及ばない(妖剣が徹頭徹尾九郎に一目まみえたいという思惑の踏み台にされているのは、せっかく互いにシンクロして光るサービスまでしてくれる火焔剣と水煙剣も浮かばれまい)のは、括弧付の伝奇小説としては困ったところなんだけど、結局美貌の引力で造作なく人が死ぬさま、そして源氏九郎が自らの引力を結合によって閉じてはならないという規則をメタに内面化し只管距離を取ることで引力を持続させ続けるさまに、ジャンクの中の輝きを見たっていい訳だ。2024/10/17
大工のおかみさん
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深編み笠を脱いだら、、、皆が目を見張る男前の、源九郎を知ってる俳優で思い出してみるものの、、、田村正和様しか浮かんでこなかったΨ(・ω・ )Ψ2022/03/30
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