光文社文庫<br> 信長様はもういない

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光文社文庫
信長様はもういない

  • 著者名:谷津矢車
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 光文社(2020/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334779696

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内容説明

織田信長の乳兄弟でもある武将・池田恒興は困惑していた。あの信長が、何者かに討たれたという。家臣らが見えない敵に右往左往する中、途方に暮れた恒興は“秘伝書”を手に取る。そこには、信長が戦や政の際に思い感じたことが書き記されていた。恒興は秘伝書を頼りに、信長亡き世を生き抜こうとするが――。戦国のカリスマに仕えた男の葛藤を描く、傑作歴史長篇!(『信長さまはもういない』改題)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

如水

29
池田恒興が主人公。織田信長の乳兄弟で…で?って言う人💦織田信忠の寄騎に組み込まれてますが、実は武功目覚ましく…(評:信長)と言われてた方。話は姉川合戦から始まり(序章)、いきなり飛んで本能寺の変へ。で、客観的に見ても恒興の勇躍は此処から。非常に濃い?2年間の話が主題。『信長様はもういない』=命令に従えば良かった頃を懐かしみ、恒興が取った行動とは(イヤイヤ、それはアカンやろ、と自分は思った)?子(輝政=小説では三左)と比べると…ただ、勲功抜群の家臣団を育て率いてたのは間違い無くこの人、と思って読むと👍2022/12/11

ほにょこ

4
★★★☆☆ まあまあ。信長に仕えていた池田恒興が主人公。困ったときの秘伝書(信長の覚え書き)頼みであまり主人公に魅力がなくて最後も大体予想通り。予想外だったのは「序」「第一章」「第二章」「第三章」「第四章」ときて最後が「エピローグ」だったこと。普通に「終章」にしなさいよ!2020/02/05

ワンモアニードユー

3
池田恒興に焦点をあてたのは珍しい。子供と婿の森長可がユーモラスなので楽しく読めますが、作品の柱となる部分が弱い気がしました。もう一本突き抜けたらいい小説になるのになあと、若干モヤモヤが残る読後です。2023/03/21

Minamo

2
池田恒興にスポットを当てたお話 今まで思ってた人物像とちょっと雰囲気が違かった。 2023/08/20

ドロンジョ935

2
真面目で信長への忠誠心が強い槍の名手、池田恒興。尊敬している信長を、信頼しきっているがために付き従って、信長の死後も信長の秘伝書を頼りにしているけど、小牧長久手で家康と対峙するとき、自分の事は自分が決める事、信長もそれを自分に期待していたことに気がつく。戦場の無惨さの中、青空が広がっていく風景と魂の解放感が印象的。森蘭丸のお兄ちゃん森長可が面白かった。大槍が「人間無骨」って…残酷なエピソードも多い人だけど、豪放磊落シンプルで豪腕なキャラクターが恒興との対比でかわいく見える2020/05/06

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