「NHKから国民を守る党」の研究

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「NHKから国民を守る党」の研究

  • ISBN:9784584139578

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内容説明

2019年7月の参議院議員選挙において、一人の新人参議院議員と一つの新たな国政政党が誕生した。
立花孝志議員(当時: 51)と、NHKから国民を守る党である。

立花とN国党の選挙戦略は今までの政治の常識からかい離しており、
支持者以外の一般市民やメディアに大きな衝撃を与えた。
本書では、無視できない大きさになったN国党について、
なぜN国党がここまで伸び、国会で議席を獲得するまでに至ったのかについて正しい知識を提供し、
ユーチューブというテクノロジーを利用して日本の民主主義が生み出したN国党という現象に対してどう対抗していくか、
そして今後出てくるであろうN国党的政治から、どのように自由主義・民主主義を守っていくのかについて、
同じユーチューバーである「えらいてんちょう」氏が分析して示していく。


はじめに 自由主義・民主主義を守るために
第一章 立花孝志の正体とN国党の誕生
第二章 ユーチューブと立花孝志
第三章 N国党を他のカルト団体と比較する
第四章 N国等党は今後どうなっていくのか
第五章 N国党のロジックを党員が激白
終わりに 知性と良心を取り戻すために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Akio Kudo

4
★★★★★ ナチスに例えているが、そこまでの脅威なのかと驚く。だが、あのクレイジーぶりでは否定はできなかった2024/12/12

乱読家 護る会支持!

4
日本社会は、17条憲法の「和をもって 尊しとなす」をベースにした社会で、「人と人は腹を割って話し合えば問題を解決できる」という基本的な社会と人に関する信念があると考える。 しかし、極々一部に、これに当てはまらない人達がいる。 ちょっと気に入らない他者を見つけると「合法的」に徹底的に叩き潰そうとする人達。 こういう人達には、関わらないのが一番なのだか、その性格的な欠点を何かの魅力でカモフラージュされると、引っかってしまう。国政選挙で議員を出すなど、一定数の支持を得ているのが僕には不思議に思える。2020/04/21

李奇人(り・きじん)/アニメイト廃人

3
ようやく読了。今の状況を予言するような内容2020/10/29

時雨

3
胡乱な主張を繰り返す「ネット上の面白い人」が文明の利器を駆使して注目をかき集めた結果、N国党は今や国政や地方議会で不気味な存在感を放っている。時代の寵児ともいえるN国党党首・立花孝志氏の言動をネットの内外で追跡した筆者が、立花氏と党それ自体の危険性を分析すると共に、同党の勢力拡大を許してきた現状を語気鋭く批判する。こなれていない文章や踏み込みの甘さなど気になる点も多々あるが、遵法意識の欠落と他者への攻撃性を支持基盤に回収していく「無敵の政党」構造が成立してしまっていることに対する危機感はよく伝わってきた。2020/06/16

みじんこ

3
N国の何が問題か=言論の自由が脅かされる、萎縮を招くという論点を第一に、党首のこれまでの歩みや発言、党関係者へのインタビューから現状を明らかにする。電話とステッカー配布が地盤作りになっているという指摘は納得。立花氏自身に魅力、発信力は間違いなくあり、それに惹かれている人も目立つ。しかしながら、不当な私人逮捕や支持者の暴走などは危険である。私自身も同氏に会ったことがあるが、その当時から今に通じるような公選法を熟知したうえでの「攻略法」を披露していた。「選挙そのものに快楽を見出している」状態なのは疑いない。2020/01/04

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