賀茂川コミュニケーション塾――ビブリオバトルから人工知能まで

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賀茂川コミュニケーション塾――ビブリオバトルから人工知能まで

  • 著者名:谷口忠大【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 世界思想社(2019/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784790717379

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内容説明

ビブリオバトルって何?コミュニケーションするロボットは創れる?ビブリオバトルの考案者にして人工知能の研究者が、既存の学問枠組みにとらわれずに、コミュニケーションの新しい視点を伝授。教授と高校生の対話によるライトノベル形式の入門書。

目次

はじめに
第1章 コミュニケーションってなんですか?
第2章 ビブリオバトルっておもしろい?
第3章 コミュニケーション場のメカニズムで変われます?
第4章 人工知能とコミュニケーションはできますか?
第5章 意味って結局何なんですか?
第6章 言葉がなくてもつながれますか?
エピローグ 賀茂川のほとりで会おうと君は言った
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はじめさん

20
ビブリオバトル発案者である谷口先生が、BBと研究分野であるAIについてのエッセイを依頼されてできあがった小説。/ 女子高生がいきつけのカフェで女主人の学生時代の先輩だという大学教授と引き合わされる。最初は共通の話題なんかもなかったが、「コミュニケーションとは」という身近な話題から、会うたびにくだけた関係に。/ 権力持った人間の独壇場を防ぐ、「発話権」を可視化したカード。カードに記された時間しか発言できない。AさんがBさんに質問してBさんが答える時は、Aさんの時間が消費される。この仕組み面白そうだなぁ。2020/08/16

おおにし

14
ビブリオバトルの創始者であるので、コミュニケーションの観点でのビブリオバトルの解説はよかった。今後ビブリオバトルを開催するときの参考にしたい。ラノベ形式で書かれているのでさらっと読めるが、記号創発システムなど専門的な話題になると説明不足を感じる。もっと勉強したくて章末に紹介されたおすすめ本へいきなり進むことは少しハードルが高そう。2020/01/25

キリル

9
喫茶店で教授と高校生たちがコミュニケーションについて語り合うラノベ形式の本。「コミュニケーションとはなにか」を軸にビブリオバトルから人工知能まで見ていきながらその本質を考えさせられる内容で興味深かったです。人のコミュニケーションが複雑な処理の上に成立していることがちょっと分かりました。おすすめ本もあり、興味を持ったらさらに一歩踏み込めるように配慮されているのもよいと思いました。社会主義と資本主義の対立をコミュニケーションの視点から考察されているのが印象的でした。発話権取引の話に興味を惹かれました。2020/01/31

ニョンブーチョッパー

6
★★★★★ 副題のとおり、ラノベ形式の小説を通してビブリオバトルから人工知能まで学べるスタイルは好印象。マドカや夏子の視点まで降りてきて解説してくれるし、内容もわりと深いところまで解説してくれるので、理解が進む。ただ、地の文の教授の思考のトレースに、著者の谷口さんが透けて見るような気がして(ご本人のことを知っているわけではないのですが)、物語の中に没入するのが難しかった。会議での「発話権取引」は良さそう。2022/05/20

spike

2
コミュニケーション論についてかなり広範囲に縦横に語る話なのだが、これをラノベに乗せて語るとは、さすがビブリオバトルの伝道師。そもそもビブリオバトル自体がコミュニケーション論の壮大な実験場だったなんて思いもよらなかったし、キーとなるポイントも意外。まあそもそもビブリオバトルやったことないんですが。ラノベ調に平易に語ってくれるのに、後半はなかなか難解でついていけたかどうか。2020/05/09

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