ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論

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ビジネススクールで教えているファミリービジネス経営論

  • ISBN:9784833423250

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内容説明

【内容紹介】
成長とイノベーション、そして継続。 ファミリービジネスは計り知れない可能性を秘めている。
長期的な計画でマネジメントされているファミリー企業は、非ファミリー企業に比べて業績において優れており、寿命が長いという研究もあるが、その閉鎖性、保守性、内紛や私物化、人材不足、事業承継の失敗など、特有の経営課題も抱えている。

本書ではそうした課題を解決していくための概念、手法、ケーススタディを紹介する。

【著者紹介】
ジャスティン・B・クレイグ Justin B. Craig, Ph.D
米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院の「ファミリー企業センター」の前センター長。同校ではファミリー・ビジネス担当教授。
また、彼の出身校であるオーストラリアのボンド大学の起業家担当教授として活動しているかたわら、日本を含む数カ国のファミリービジネス・オーナーへの直接のアドバイスも行っている。

ケン・ムーア Ken Moores, Ph.D
ボンド大学(オーストラリア)ファミリービジネスセンター創設センター長。同大学名誉教授。

星野佳路 Yoshiharu Hoshino
星野リゾート代表取締役社長。
長野県軽井沢町で創業した温泉旅館の4代目の経営者。慶應義塾大学経済学部卒業。米国コーネル大学ホテル経営大学院修士課程修了。1991年に家業を継ぐ。

東方雅美 Masami Toho
翻訳者、ライター。
慶應義塾大学法学部卒業。米バブソン大学経営大学院修士課程修了(MBA)。日経BPやグロービスなどでの勤務を経て独立。

【目次抜粋】
解説 星野佳路

第I部 組織としてのファミリービジネス
第1章 マクダフ家の紹介
第2章 ファミリービジネスのアーキテクチャー
第3章 ファミリービジネスのガバナンス
第4章 ファミリービジネスと起業家精神
第5章 スチュアードシップとは

第II部 ファミリービジネスを率いるためのリーダーシップ
第6章 リーダーの役割
第7章 スチュアード〈受託責任者〉としての仕事
第8章 アーキテクト〈設計者〉としての仕事
第9章 ガバナー〈統治者〉としての仕事
第10章 アントレプレナー〈起業家〉としての仕事
第11章 自覚し、学び続ける
補遺 最後のケーススタディ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たこ焼き

6
ファミリービジネスは長期的視点でみれる強みがある。ファミリービジネスを継続させるためには、戦略規定においては顧客、市場、ビジネス至上主義でノーサイドで議論ができる関係を築くこと。何の偏見もなく説得を行い説得されるつもりで参加してくれる独立した社外取締役の第三者的視点を入れることでファミリー企業の客観性を保つ。(長く同じ人が社外取締役に入ると客観性が失われるので期間は5年程度)ファミリーも会社と同じく重要なものなので会社とは別で憲章を作る。2024/07/26

Kanetaka M. Maki

1
ファミリービジネスの基礎について学ぶ本。2020/11/04

tetekoguma

0
ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院のファミリービジネスの講義録的な内容。ファミリービジネスの経営学的な課題を自らもファミリービジネスのオーナーであった著者が自身の事例を用いながら優しく語ります。ファミリービジネスにはスチュワードシップという“精神”が重要だというのが学びでした。創業家の財産や事業を、先代から受託されたものとして引き継ぎ、管理・発展させ、未来に引き継いでいく利他的な姿勢ということですが、これはファミリービジネス以外にも色々なところで重要ですね。学校の部活や私達の社会やコミュニティも・・・2023/03/08

モトキ

0
ビジネスを継ぐにあたり、伝統か変革かという二者択一ではなく、伝統も変革もという二者を追っていく考え方は非常に参考になった。何事においてもどちらが正しいかという二者択一に陥りやすいが、ケースバイケースによってどちらが正しいかを考えることが重要であると感じた。2019/07/29

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