内容説明
人の気持ちがわかりすぎて疲れてしまうエンパスのための初めてのガイドブック
あなたも人の気持ちがわかりすぎて疲れてしまう繊細なタイプではありませんか?
このような共感力の高い体質を「エンパス」といいます。
人の気持ちがわからないサイコパスと真逆の存在です。
エンパスは5人に1人いるといわれ、HSP(ハイリーセンシティブパーソン)とも近い存在です。
エンパス体質の人は、その敏感さ繊細さゆえに、仕事、恋愛、結婚、子育て、人間関係や健康面でも、人生においてさまざまな場面で影響を受けます。
いろいろな感情をスポンジのように吸収してしまうエンパスの人たちは、まわりのストレスも喜びも吸収してしまいます。このため、しばしば過剰な刺激に打ちひしがれ、疲労困憊し感覚に負荷がかかりすぎた状態となりやすいのです。しかし、この共感性を上手くコントロールできれば受けられる恩恵もたくさんある、と著者は主張します。
本書では、自らエンパス体質であり、医師として20年以上、感受性の高い人々の診療経験を積んできた著者が、困難を克服するために開発した特別な戦略を伝授。バランスがとれ活力がみなぎる幸せなエンパスとなるために、各場面に応じた心構えや方法論をわかりやすく解説します。本書は、日本で初めてのエンパスのためのガイドブックとなる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カフカ
35
近年話題のHSPより、更に共感力が高いといわれるエンパスについての本。 最初にチェックリストがあり、どの程度自分がエンパスに該当するかが分かる。 私は全てに当てはまり、まさに完全なるエンパスのようで本に書かれている多くに共感した。 疲れやすい、食べることでストレス発散をしがち、エナジーバンパイアの標的になりやすい等既に悩んでいることの対処法が詳しく書かれているので早速実践したい。 また少しスピリチュアルな要素もあり、私はそんなにスピリチュアル的なものを信じていないので、取り入れたいところだけ参考にしたい。2024/01/07
kana
33
自分がエンパスかもとか言うとおこがましいというか、変な目で見られそうって遠慮してしまうけど、エンパスの特徴には、昨今話題のHSPよりそうなんだよねと頷ける部分が多く、紹介される対策は既に自分が実践しているものが複数あり、その傾向はあるんだろうなと内省。人を助けるサポートができるととても嬉しいのに関わりすぎると自分が崩壊するのとか、自分の中にある矛盾に対する一つの説明の仕方になり得ると思いました。エンパスが注意すべきエナジーバンパイアの分類はなるほどの連続!結局根本的には瞑想で心を安定させていくしかない。2022/04/23
はるき
21
ややスピリチュアルに振れるのが気になりますが、色々興味深い。共感能力が高すぎるとか自称すると自意識過剰みたいで何だか照れ臭い。要するに周囲に影響されすぎるということなので、自分と他人の間に境界線を引くと解決する。成程ね、納得いきます。2020/01/13
チャー
14
精神科医の著者が共感力が高い人の性質とその対処方法や考え方を綴った本。他人の感情に必要以上に敏感になり自分に負担となってしまう人の特徴と、状況を引き起こす環境について細かく分類しそれらに対応する方法を詳しく説明している。繊細な心をうまく防御し武器に変える方法を身に着けるという視点はデメリットをメリットへと変えるために有効。敏感な人は0か1かで考えがちであるがちょうどよいバランスを身に着けるとよい。ストレスや低血糖なども要因となり得る。対人では自分のニーズをきちんと知り相手にそれをきちんと伝えることが重要。2023/09/30
織川 希
7
★★★★★ 周囲の刺激に敏感な人を救う本。エンパスとは、HSP(=Highly Sensitive Person)をさらに敏感にした、共感力(=エンパシー)の強すぎる人のこと。その特徴と対策を述べているのが本書の内容だ。私は本書に救われた。私は幼少期から、周囲の友達と同じ価値観を持てないことを辛く感じ、いつも「普通になりたい」と思って生きてきた。しかし本書は、もう、ただ普通の人のふりをするために、自分の能力を隠したりはしないで良いのだと教えてくれた。HSPやエンパスは素晴らしい能力の裏返しなのだと。2022/03/23
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