ハーパーコリンズ・ジャパン<br> 告発 フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル

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ハーパーコリンズ・ジャパン
告発 フェイスブックを揺るがした巨大スキャンダル

  • ISBN:9784596551511

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内容説明

「人類そのものがハッキングされる恐ろしい時代」――デーブ・スペクター

トランプ政権はこうして誕生した――
選挙コンサルティング会社
ケンブリッジ・アナリティカの元幹部が
監視資本主義の恐るべき実情を暴露!

全世界注目の衝撃作、緊急発売!
話題のNetflixドキュメンタリー『グレート・ハック』登場の内部告発者がすべてを語る。

1年前、私は公の場で事実を話そうと決心した。
私が知った闇を明るみに出そう、
内部告発者になろうと決めた。(中略)
CA(ケンブリッジ・アナリティカ)の活動実態について、
ビッグデータがもたらす危険性について、警告を発すること。
民主主義が直面しているデータ戦争が
いかに危険かを十分に理解できるようにすること。
それが今の私の使命なのだ」(「はじめに」より)

勇気ある暴露本。世界「個人情報争奪」戦争は始まったばかりだ。
「プライバシーを守る」という幻想は過去のものとなった――
――金泉俊輔(NewsPicks執行役員)

今は「知識は力なり」ではなく「データは力なり」。
情報収集のダークサイドを告白してくれたカイザー氏に感謝。
著者が勤めたケンブリッジ・アナリティカが日々やっていたデータマイニングとその広大な影響をドラマチックに描写していて鳥肌が立つ。
この本を読み終わったらPCのカメラを思わずテープで隠した!
ネット依存症やSNSやキャッシュレス化など今だから必要な警告。
日本も悪用されるデータの状況を直視しなければいけない日が到来。
日本企業も個人もデータ産業のいい面と悪い面を熟知するには本書を読むべき。
言ってはいけないでしょうが、この本は「いいね!」(Like!)
――デーブ・スペクター(放送プロデューサー)

■■目次
はじめに
第1章 新たな石油
第2章 最初の一歩
第3章 ナイジェリアの政権争い
第4章 ダボス会議
第5章 契約条件
第6章 スティーブ・バノン
第7章 ブレグジットの顔
第8章 フェイスブック
第9章 説得
第10章 クルーズからトランプへ
第11章 ブレグジット・ブリタニー
第12章 拘束衣
第13章 事後分析
第14章 爆弾
第15章 地震
第16章 破綻
第17章 調査
第18章 再出発
第19章 真実と帰結
第20章 贖罪の道
終わりに データ戦争の終結
謝辞


■著者紹介ブリタニー・カイザー Brittany Kaiser
テキサス州ヒューストン生まれ、シカゴ育ち。#Own Your Dataキャンペーンの創始者で、
個人が自分自身のデジタル資産を管理する権利を守るための立法と政策改革を推進する非営利ロビー会社〈デジタル・アセット・トレード・アソシエーション(DATA)〉の共同設立者。
最近では、データ権に関する認識を高め、デジタルリテラシーとSTEM(科学・技術・工学・数学)教育を促進するために〈オウン・ユア・データ・ファウンデーション〉を設立した。
またサンダンス映画祭で初上映されたNetflixのオリジナル・ドキュメンタリー『グレート・ハック』の中心人物でもある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

55
Datagate scandalは氷山の一角であり、国内でも記憶に新しいリクナビ事件。公然の秘密だったとは言え、データ売買や『行動マイクロアーケティング』のアルゴリズムの件は生々しい。ナイジェリア案件の利益率を概算すると40%以上!?加えて、2016年大統領選挙・”象”予備選では、TrumpはもちろんCruzにCarson等を支援。競業避止業務のない契約とは言え節操がない。興味深いのが著者の心情描写。心身のGAP。誘惑に打ち克つ法規制強化と企業・個々人の倫理観。#own Your Dataの活躍を期待。2020/01/06

星落秋風五丈原

17
 本書は来る2020年の選挙で同じことがふたたび起きようとしていることに警鐘を鳴らしていたが、結果は既に出た。4年間部下を解雇しては任命するなど、国内外であまりにも出鱈目を行ってきた大統領が遂に来年1月ホワイトハウスを去る。2020/12/12

ばぶでん

4
発刊当時、かなりメディアでも衝撃的に取り上げられていたし、プライバシーや個人情報の保護の必要性は益々高まっている筈だが、レビュー数が少ないのはとても意外(そういう自分も今頃になって読んでいるのだが)。巨大プラットフォーマーにより驚異的な量(およびその解析による質)の個人情報が集められていることに今更ながら気づかされた。中国のような権威主義的社会ではないからといって安閑とはしていられず、欧州が始めたデータ保護・規制の仕組を強化(その強化の仕方が問題なのだが)していくべきことがよく解った。2021/01/13

読書熊

4
ケンブリッジ・アナリティカのデータ利用の過剰、その実態を詳らかにした点で価値のある告発2020/08/01

ユカイ

3
個人情報の利用の深層と、関わった政治コンサル会社の社員の告発。個人的には911 から始まったことの最先端の事例に思える。2020/05/25

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