内容説明
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LGBTにまつわる基礎的な知識を、はじめて学ぶ人にも理解しやすいようにまとめた書籍です。「性自認」「性的指向」といった基本的な用語解説のほか、カミングアウトや学校教育、当事者の健康、法律上の問題、自治体の取り組み、市民生活など、さまざまなアプローチからLGBTについて論じています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鉄之助
301
サブタイトル「基礎からトレンドまで」が気になって、読んでみた。いまさら聞けない、トレンド=最新の考え方、が分かりやすく書かれていて参考になった。T→トランスジェンダーを、なんとなく「性同一性障害」と思っていたがとんでもない間違いだと気が付いた。アメリカ精神医学会では「性同一性障害」と呼ばず「性別違和」と言い換えているという。心身の不一致を「障害」とみなし矯正する風潮を戒めているからだ。ほとんどのぺージについている脚注「プラスアルファ」と「参考文献」が充実、お薦め本だった。2022/08/14
しんすけ
21
内容が豊富過ぎて一言や二言では感想を書くことができない。 だがいままでLGBT関連の書籍のなかでは、一番わかりやすいとは思う。 事象だけでなく問題解決の方法にも触れたハンドブックのような内容で、いつも手元に置いておきたい。 今回は図書館で借りたが、余裕ができたら購入したいと思っている。 ぼくは長年、自身をLGBTのBだと思ってきたが、本書を読むと単純にはそうとは言えなくなった。 子どものときから、遊ぶのは女の子とばかりだった。でも好きになれたのはベランメイ調で話す子だけだった。2022/09/18
TAK.I
19
書名の通りLGBTについての入門書である。さまざまな研究や調査データをもとに、多角的に書かれていて学ぶ点が多い。社会では多様性が叫ばれてはいるものの、性自認・性的指向についてはどうかと問われれば、自分も含め世間的にはまだまだ十分とは言えない。理解が進まないのは、性に対してネガティブなイメージの強い学校教育にも問題があると感じる。そんな中、中学の道徳教科書8社中4社が性的マイノリティについて取り上げたというのは朗報だ。日本の消極的姿勢は世界から問題視されていることを課題意識として持たなければならないと思う。2021/04/10
Katsuto Yoshinaga
13
勤務先でLGBTの担当者(窓口?)となって約1年。社内でしゃべる必要があったことと、これまで受けたセミナー等で、なんだかおかしいな?と思ったことを解消したくて本書にたどりつく。他の方も書かれているが、初歩はこれで充分と思えるほど秀逸な一冊である。おかしいなと思っていたのは、「8%」といわれる潜在人口、LGBT以外にもマイナーな嗜好や自認がもっとある、なんだかビジネスと結びつけるのはおかしいんじゃない、といった点である。そんな私の疑問にも答えられていて、体制にもおもねらない良書であった。石田氏はえらいわ!2019/12/17
Book Lover Mr.Garakuta
13
専門知識外ですが、大変参考になる参考図書です。自分の様な初心者でも、解り易くて良かったですね。2019/06/22
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