ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 55

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ハヤカワ・ミステリ文庫
55

  • ISBN:9784151839511

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内容説明

田舎の警察署に連続殺人鬼から逃げだしたという血まみれの男が駆け込んできた。55番目の犠牲者になるところだったというが、先の男が犯人として描写した通りの男があらわれる。そして犯人と被害者をそっくり入れ替えた主張をしはじめた……! どちらが54人も殺した連続殺人鬼なのか? 探り合いと騙し合いの果て、チャンドラーが掴んだ真実とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

90
著者のデビュー作とのことで、だいぶ荒削りなところはあるけども、ぐいぐい読ませるストーリー展開と読みやすさからか、最後まで一気読みでした。どうしても、FBIの行動分析やら科学捜査などのアメリカかぶれしてしまっている私には「えー!」な連続でもありましたが、舞台は西オーストラリアのさびれた町(架空の町)。そんなもの居るわけもない。スティーヴン・キングに憧れている著者、デビュー作以前にもホラーなども書いたりしていたようですが、やはりミステリーが好きとのこと。次回作も期待してます。2020/01/30

ばんだねいっぺい

42
「55」は、松井選手の背番号だったり、「GOGO」とポジティブな響きだが、この小説はそうじゃない。男同士の小競り合いがここまで続くとは。がんばれ、チャンドラーと主人公を応援してたんだけどな。。。。2019/12/21

ほちょこ

39
どっちが嘘つき?誰が正しい?主人公と同じくらい、狼狽えながら読んだ。そして傲慢で高飛車な元同僚に振り回されて、過去の事件もフラッシュバックしながら、おまけに自分の家族問題まで重なって、問題てんこ盛りの中、迎えたエンディング!うわーっ、ここで終わりかっ!すごい作家が現れたもんだ。海外版イヤミスか?また追っていきたい。2020/07/15

あっちゃん

38
こんな風に過去話が挟み込まれるタイプは、コレが元凶だよって言ってるような感じだよね(笑)主人公の刑事が頼りない印象で、もうちょっと強い所が見たかったかも( ̄▽ ̄)2023/06/10

本木英朗

34
現代アイルランド出身で現在はイギリスに暮らす作者が、オールトラリアを舞台にした初本格ミステリ、である。巡査部長チャンドラーが務める小さな警察署に、男が駆け込んできた。殺人鬼によって山小屋に監禁され、「おまえが55番になる」と脅されたが、命からがら逃げてきたという。だがまもなく、先の男が犯人として描写した通りの男が現れ、犯人と被害者をそっくり入れ替えた主張をする。どちらかが54人も殺した連続殺人鬼なのか?という話である。最後の最後まで分かんなかったよ、俺は。別にいいけれどねえ。またいつか読もう。2020/10/15

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