中学生の質問箱<br> 音楽ってなんだろう?

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中学生の質問箱
音楽ってなんだろう?

  • 著者名:池辺晋一郎【著】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 平凡社(2019/12発売)
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  • ISBN:9784582838190

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内容説明

音楽について知れば知るほど、感動や幸せは膨らみます。全方位で活躍する作曲家が豊富な逸話とともに音楽の基礎と新しいアプローチを伝授、愉しい音楽ライフへと導きます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

59
たいていの入門書が、「音学」になっちゃっているのに、あくまで楽しいの「音楽」として、聴くたのしみの話から始まる。最後まで肩がこらない。大上段に振りかぶった、哲学ぶった芸術なんかじゃなくて、身近な生活に密着した自由な存在として語っていく。読み終わったら、きっと音楽が好きになる。私もそう。映画やドラマ音楽の現場での話が特におもしろい。ビートルズや黒澤明、そしてアマチュアのオーケストラの話題、原始から現代音楽まで自然にカバーしちゃっている本。ぜひ池辺さんには、交響曲第11番を書いていただきたい読後感でした。2020/12/06

trazom

33
「中学生の質問箱」というシリーズで、編集者の質問に池辺先生が答える対談形式の一冊。親父ギャグの帝王である池辺先生にしては、真面目な受け答えながら、「聴く」「知る」「音楽する」「つくる」の4つの楽しさを伝えようとされる姿勢は伝わってくるが、この本で「音楽は何か」が分かるとは思えない。「シューベルトの頃のロ短調は今より半音ぐらい低かった。すると「未完成」は変ロ短調になり、全く違うイメージをもつはずだが、なぜか曲のキャラクターは変わらない。どうしてか…誰も分かっていません」って、えっ!池辺先生でもわからないの?2020/02/02

さえきかずひこ

12
中学生向けに池辺さんが考える音楽についてざっくばらんに語ったもの。幼少の頃はからだが弱く、小学校に上がるのも一年遅れたが、感性豊かであらゆる創作に関心があって作曲もしていた。長じてビートルズに衝撃を受けながら藝大に通うかたわら、銀座のクラブでジャズピアノを弾き、今でも毎日のように作曲をしている全身全霊で音楽している彼の自伝的な内容。晩年の黒澤明や今村昌平とのエピソードも緊張感があって面白いし、合唱曲への深い関心や世界中の民族音楽についても造詣が深いことがわかりやすく知れるよい本。彼の作品も聴いてみよう!

toshi

9
音楽の雑学を紹介するみたいな内容で気楽に読めて、ちょっとでも音楽に興味がある人にとってはとても面白い本だと思います。第1章は音楽をかじったことがある人なら当然知っているであろうことがほとんど。第2章は歴史的、地理的な蘊蓄で最も興味深い内容だった。第3章、第4章は著者の経験や考えが中心。全体を通して会話というかインタビューのような構成になっている。分かり易いと言えばその通りだけど、個人的には掘り下げ方が浅くて物足りない印象。よく見たら「中学生の質問箱」って書いてあるから中学生向けにあえてそう書いてあるのかも2020/01/18

乱読家 護る会支持!

7
音楽は人の記憶に支えられた装置。「現実の音」と「聴き手の記憶の中の音」とが共鳴し、人に様々な感情を生み出させる。 音楽は、リズム、音階(メロディ)、音色に分解できると考えるのですか、音楽がなぜ人の心に揺り動かすのか? それを科学的に解明した本が読みたいのですが、なかなかいい本が見当たりません。 音響心理学?音響生理学?音響物理学?、、、 とても身近な音楽なので、研究されている方は少ないのかな? 中学生向けに書かれた本書ですが、僕の謎はさらに深まりました(笑)2020/05/02

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