檻の中のライオン

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¥1,430
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檻の中のライオン

  • 著者名:楾大樹【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • かもがわ出版(2019/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784780308426

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内容説明

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権力を憲法で縛る立憲主義を「権力」=ライオン、「憲法」=檻のたとえ話で解説した、いま一番わかりやすい憲法入門書。4章では安全保障関連法や緊急事態条項などの時事問題と立憲主義についても触れる。小5年以上ルビ付き。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたま

40
憲法について中学生、高校生を対象に書かれた本。ライオン(=権力者)、檻(=憲法)の比喩で、立憲主義に基づいた憲法の解説をしている。大変分かりやすく書かれている。とはいうものの、憲法全体の基本的な考えを十分に理解するためにどうしても内容的に難しいことも扱い、かつ最近話題になっていること(例えば「集団的自衛権」や「緊急事態条項」等)にも触れているため、いくつか「理解できた!」と胸をはれないこともある。「いま、いちばん分かりやすい憲法の入門書」と帯にあるように、ここを「入門」としてさらに深く学んでいきたい。 2021/08/19

ムーミン

34
前半はなるほどと思いながら読みましたが、後半は強引さを感じてしまいました。著作の意図は後半部の主張のためでしょうか。とすると、怖さを感じてしまいます。今の世の中、これからの国のあり方について考えたとき、憲法について国民全体で議論しようとする場合、どうしたらよいのか、當いう方法があるのかをわかりやすく教えて欲しいです。どうもそういうことを考えること自体が悪であり、憲法については考えてはいけないと言われているような気がしてしまいましたが、読解力不足でしょうか。2022/05/07

ココロココ

29
「ライオン=国家権力」、「檻=憲法」というたとえ話を使って、イラスト付きで憲法をやさしく解説した本。学生時代の学び直しとしては良かった。特に、動物園の檻の話で、檻が壊れてライオンが飛び出した時に檻のありがたみが分かるというのに、納得。 確かに国民は憲法に保護されて、生活している。 普段意識することはないが、憲法は簡単には改正できないという第96条のおかげである。 学生時代には退屈でしかなかった憲法だが、少しは面白く勉強できそうだ。 砂川事件という判例もついていたので、ためになった。2017/10/15

スイ

20
とてもとてもわかりやすい! 子どものうちから憲法に親しめる。 更に良いのが、後半で実際に今問題になっていることについて切り込んでいること。 法的な問題と政治的な問題を切り分けていて、非常にわかりやすい。 もう少し大きくなったら子どもに手渡したいし、続刊もあるようなのでぜひ読みたい。2021/12/01

かおりん

20
憲法の入門書。ライオン=権力、檻=憲法記念日にたとえて書いてある。日本国憲法条文全体に目を通したのは学生の時以来。分かりやすく説明してあり、イラストと物語だけ読むのでもよい。憲法を『ライオンを入れる檻』に例えるのは以前からあったそう。2019/03/23

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