内容説明
障害児の発達を保障する活動=放課後等デイサービスが拡大するなかで、改めて問われている「実践の質」を高めるため、障害児の発達、学齢期に求められる活動の特徴など、事業者にも利用者にもわかりやすいガイドブック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
24
障害児の豊かな放課後保障は、ただの預かりではなく、子どもたちの発達保障であり、権利である。福祉が商品化するなかで、事業体の営利化が問題となっているが、いかに収益をあげるかという視点より、豊かな子ども期を保障する視点は営利化とは相いれない。とてもわかりやすく学べた。2019/09/08
ryo
11
仕事のための勉強本。 子どもの放課後保障、遊びの重要性。子どもの権利条約に基づく方針。理解している事業者はどのくらいあるのだろう。2020/03/11
Koji Takahashi
9
これからチャレンジする仕事、何度も確認する本のはずです。2021/12/25
みなみ
5
障害のある児童が通う放課後等デイサービスについて知りたくて読んだ。フロアだけではない屋外を含む様々な活動が利用者の子どもたちには必要で、地域社会との連携も重要だ。しかし実際にはビルの一室で活動し、事業は送迎ありきで自宅から離れている事業所に通っていれば、地域社会との繋がりが濃くなることは難しいのではないか。フランチャイズで事業所を増やしていけばスタッフの確保も難しくなる。なかなかに理想通りにはいかない部分もあるのでは……でもこの本に掲載されている事業所のように充実した活動が多くなることを期待したい。2025/04/29
Glitter
4
放課後等デイサービスについて、理念、実践、運営、課題の四章に分けて書かれている。 編者が「障害のある子供の放課後保障全国連絡会」なので、利用者の親の立場から書かれた内容が多い。 親のニーズや視点を知るのにうってつけの一冊。 2020/02/05