内容説明
ホワイトハウスの厨房を視察するため外国からシェフたちがやってくる! 知らないレシピや文化を学びたいけれど、急に決まった晩餐会の準備もあるし、ホワイトハウス全体の支出削減のために人手不足だし……忙しいエグゼクティブ・シェフのオリーを助けようと、エグゼクティブ・ペイストリー・シェフのマルセルが視察団のガイド役を引き受けてくれることに。彼が作り出すのは甘く美しい飴細工に絶品のホットチョコレート。すばらしいデザートは国境を越え、誰もが感嘆のため息をもらして味見をしていたところ、突然マルセルが倒れてしまった。事故か病気か、それともおかしなものがデザートに紛れこんでいた……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュール リブレ
41
アメリカと対抗する架空の国から、なぜかシェフが派遣されてきてオリー始めスタッフが大混乱。経費削減でレイオフとか、今のト◯◯プ大統領へのシニカルな一発も含めて、ラストシーンのこんな風景、確かあったよなっと。世界が陰謀に満ちていることだけは間違いない。次作が楽しみなシリーズの1つです。2019/12/26
ほちょこ
26
大統領の料理人シリーズ8作目。やっとオリーの甘い生活!と思いきや、今回も全然甘くない。ホワイトハウスってそんなに危険が沢山詰まった場所なのかい?と突っ込みたくなるが、面白いシリーズなので、これからもどんどん事件を起こして欲しい。2019/11/29
しましまこ
20
結婚しても甘々は遠く、外国のシェフ視察団の2週間もの滞在。もちろん陰謀に巻き込まれててんやわんや。マルセルの素敵なゼザート食べたい! 2019/11/24
まはな
8
(購入)あいかわらずおもしろい。ふわふわした自分至上主義な主人公じゃない、そしてちゃんとミステリ。それだけでも読んでしまう。ハラハラとしながら最後まで楽しかった。あと2冊かな?全巻出ますように。2020/01/24
Naoko Takemoto
6
このシリーズを読んだのは前巻からで、フィデルマ系の好きになれないヒロインだなと思っていたが、本作を読み、ちゃんと仕事してその自負からもいい意味で自分をしっかり持った人だと思った。夫とベタベタしすぎないのもいい。他のコージーが酷いこともあるだろうが、本シリーズにファンが多いのも頷ける。架空の国のクセの強いシェフ4人を迎えての事件発生だが、このシェフたちのクセが強すぎて能面な総務部長も秘書も霞んだ。ミステリとしては正直甘いな・・と思わずにいられなったのは、前に読んだパードレがサイコ過ぎたせいだろう。2020/02/09
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