内容説明
「C級さらりーまん講座」「パパはなんだかわからない」等代表作多数。しょっぱい現代を生きる男達の悲哀を乾いた視線で描き、読む者の哄笑を誘うもっとも「大人な」4コマ漫画家、山科けいすけ。彼の最新エッセイ&コミック作品。愛してやまないお酒をテーマにのどかに穏やかに語ります。なのに読み味は極上辛口。味わい深い一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナオ
3
ひとり酒の指南書。昭和の酒修行は過酷だ。2019/10/04
asobi
2
作風からもっと年配の人だと思っていたけど、結構近い人でした。学生時代の話はインパクトがあるけど、昭和が悪いっていうより、流されている世間て変わらないよなあって気になる。今のほうがヤバい(いい意味じゃなくて)かもしれないよ。王子駅の火事騒ぎは記憶に鮮明だが、飲み屋もカンバンもなくなってしまった。これも残念。2020/03/22
Kazuo Ebihara
2
昭和酒場とひとり酒をこよなく愛する 山科けいすけさんによる酒にまつわるエッセイ集。 旅先や街歩きで見つけた名もなき普通の居酒屋の描写がすごくいい。 とんでもない地雷を踏んでしまった話、最高でした。2019/10/07
123
0
C級サラリーマンの著者のお酒にまつわるエッセイ。背が高いからという理由で当時の流行だったスポ根を、半端ないレベルで実践していたバレー部にスカウトされ、そんな中学生時代からお酒に親しんできたという驚くべき酒歴史をもつ著者。漫画だけではわからない著者のキャラクターを垣間見ることができ、大人となった今だからこそできるお酒との付き合い方がステキに光る一冊でした。挿入された漫画も面白い。2020/09/18
たけぞ
0
旅行に行って、地元の居酒屋やスナックに入ってみたくなる本でした。最後の別れ酒はせつない。2021/04/25