内容説明
あの人に響け、ありったけの想い――。貧しさゆえイジメに遭っていた白石ほのかは、町のピアノ教師・二ノ宮に助けられた。ほのかの音楽的才能を見抜いた二ノ宮は、献身的にピアノを教えこむ。音大に入ったほのかは、プロのピアニストを目指すため、コンクールに挑むことを決意する。奏でられる奇跡のメロディに感涙必至のミュージックストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えみ
20
溢れる全ての想いをピアノの旋律にのせて…響け心に、届けあなたに。一冊のスケッチブックに描かれた紙のピアノから始まったその愛しい物語は、何も持たない少女と町のピアノの先生によって紡がれていく。夢を叶えてあなたとの約束を守りたい――。音大に受かるまでに成長したほのかが強力なライバル達と競い合いながらピアニストになるため、コンクールの頂点を目指す音楽小説。感動作!クラシック音楽を文章で奏でるその才筆と楽曲のイメージに重なる感性の豊かさに驚嘆するばかり。美しく力強い調べを生み出す、鍵盤を奔る指が見えるようだった。2019/10/31
Mori
12
白鳥の泳いでいる様はとても優雅だけど、水面下では必死に水をかいている。主人公視点で描かれることで際立つライバルの凄さもそういうことなのだろう。自分の仕事にも投影させようと思う。2019/11/25
桐ヶ谷忍
6
貧しさ故にいじめにあっていたほのかは、それを助けてくれた音楽教室のピアノ講師二ノ宮に才能を見抜かれ、ほのかは名門音大に入る。そこでコンクールに出場する事になるが、数々のライバルが現れ…。ほのかは恩師であり片恋している二ノ宮の薫陶に恩返しが出来るのか。コンクールものは読んでいる最中はそれなりに楽しめるが、非常に薄っぺらい小説。陳腐。キャラクタに人間性がない。2020/05/09
matsu.shin
5
わかりやすくシンプルな展開でした。 全体的に重厚感にかけてしまっていた印象です、、2020/02/24
むぎ
4
初読み作家さん。 タイトルとあらすじに惹かれ手に取り、読み始めたら一気読みしてしまいました。 読んでたら、なぜかかつて夢中になって一気読みした「ガラスの仮面」を思い出し。 強力なライバルとの切磋琢磨、シチュエーションが似てる?のかも。
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