デジタル・ファイナンス革命

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デジタル・ファイナンス革命

  • ISBN:9784492602300

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内容説明

「簿記・会計・監査事務の仕事は98%の確率で自動化」
(--オックスフォード大学 マイケル・A・オズボーン准教授)
経理財務部門は従来の業務から開放され、より創造的な仕事に取り組むことになる。
財務情報と非財務情報を結びつけ、深い洞察力をもって、CEOや他部門に適時・適切にアドバイスを行うことが存在価値になる。
本書にはデジタル化が経理財務部門にもたらすもの、そして、将来のあるべき姿が描かれている

・少数精鋭の財務部門の作り方
-情報収集と処理に手間のかかる財務・経理的な予測・分析が自動化
-IFRSなどの国際基準とローカル基準(日本あるいは進出国)、それぞれへの対応が自動化
-財務情報と非財務情報を融合し、分析を高度化

経理財務部門を中心に、AI、RPA、VR、ブロックチェーン、セキュリティ対策、クラウド型ERP・EPMが経営をどう変えていくかを解説。経理のテクニカルなことを記載する専門書ではなく、今後の経理財務のあるべき組織像や人物像、期待される仕事を提言。

目次

はじめに
序 章 経理財務部門を取り巻く環境
1 「地政学の衝撃」「他人事ではないデジタル対応」――尽きない経営者の悩み
2 押し寄せるグローバルスタンダードの荒波――日本企業はどう対応する?
3 財務・非財務情報の統合は道半ば
4 抱えきれない経営者の悩み――今CFOに求められていること
第1章 デジタル技術のインパクト
1 デジタルテクノロジーに対するグローバルITリーダーの取り組み
2 クラウド型ERP・EPMの普及――会計システムも所有から利用する時代
3 RPAは次のステージへ――AIとの自動連携
4 「自然言語処理」がもたらす予測分析の高度化
5 本格化する事業会社による「ブロックチェーン」の活用
6 VR技術が人間の情報処理機能を拡張する
7 サイバーセキュリティ対策とセキュリティ対策のデジタル化
8 「2025年の崖」をDX推進の契機に
第2章 経理財務におけるイノベーションとは
1 KPMGの考えるFuture of Financeとは
2 経理・財務戦略とイノベーション
3 インテリジェント・オートメーション
4 インサイト&アナリティクス
5 組織の簡素化
6 スキル&タレントマネジメント
7 データマネジメント&ガバナンスと企業統治・コンプラインス&コントロール
第3章 イノベーションを進めるために
1 デジタル変革を成功に導く3つのキーワード
2 デジタル変革の成功のために
3 データ分析と業績評価
4 業務プロセス
5 デリバリーモデル設計
6 変革を求められるタレントマネジメント
7 スピーディなテクノロジー導入
8 デジタル時代におけるガバナンスとは

第4章 未来志向のCFO・経理財務部門を目指して
1 事例 A社における経営管理強化
2 事例 B社における内部統制の強化
3 グランドデザインの重要性
4 デジタル・ファイナンスへの備え
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あすなろ

45
これは経理財務に携わる方だけでなく課長級以上の方は読んで損ない一冊。何故なら今後の経理財務部門とCEO・CFO・他部門・会社での役割をデジタル技術発達する中でどうなるかをKPMGが書いているから。勿論こんな薔薇色の訳はない。ただ、シフトは分かる。非定型型業務から放たれ非財務的情報データ取得容易化となり、2025年大量IT人材退職危機を踏まえ、経理財務部門や会社役職者は何をすべきか?経営企画的業務やプロマネ的技量、そして人間的技量が必要とされてくる。社内に存在しなければ中途採用すべしと迄。勉強になった本。2020/01/13

mitsu44

13
これは経理の人、特に規模の大きな会社で経理をしてる人は必読した方が良い本でしょう。かなり気づきが多く、デジタルファイナンスの未来にワクワクした。常に最新動向を追いながら、自分のスキルアップに繋げたい。いつまでも会計基準を漁り過去をまとめる経理部門ではなく、非財務情報含め様々なデータを集めて将来を予測するシステム、それを使える人材になっていくべきである2020/05/14

とす

1
なかなか難しい内容であったが、会社の中でシステム導入を行う際には関係部門も巻き込まないと効果が低いことが分かった。会計システムには様々な追加機能が用意されていると思うので、まずはどのような機能があるのかを確認したい。2020/06/28

Go Extreme

0
統合報告書:長期にわたる価値創造ストーリを伝える媒体 デジタルテクノロジー:クラウド型ERP・RPA・AI・ブロックチェーン・VR・セキュリティ対策 2025年の崖:IT人材引退・サポート終了→年間12兆円の経済損失 フレームワーク:戦略&イノベーション・インテリジェントオートメーション・インサイト&アナリティクス・組織簡素化・スキル&タレント・データマネジメント&ガバナンス・企業統治 デジタル変革:大きくとらえる・まずはやってみる・新化継続 タレマネ:価値観の理解・受容→組織環境整備→個人への価値提供2020/02/01

ダム

0
経理財務業務は今後テクノロジーでどう変わり、どう向き合っていくべきか、道筋が書かれていた。これを読むとうちの会社はアナログだなぁと強く感じる。データ収集屋ではなく、どのデータを収集するか決め、どう活用するか、経理財務の業務は面白くなりそう。2020/03/05

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