アメリカは中国を破産させる

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アメリカは中国を破産させる

  • 著者名:日高義樹【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 悟空出版(2019/12発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784908117688

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内容説明

本書のタイトルを見て、「これで習近平の野望は潰えた。日本にとっては、ひと安心」と思う方がいるかもしれませんが、事はそう簡単ではありません。
弊社刊の前作『2020年「習近平」の終焉』において著者は、トランプ大統領は冷戦後の歴代アメリカ大統領による「中国とはできるかぎり対決を避けたい」という姿勢を覆し、不法な貿易や先端技術の盗用によって経済力と軍事力の拡大を図る中国の野心を叩き潰す、と予見しました。果たして、事態はそのように推移し、最終局面に向かいつつあることが、本書を読めば手に取るようにわかります。
また著者は、習近平国家主席が経済政策に失敗して国民の支持がなくなりつつあるなかで、香港と台湾を中国のものにして人気を取り戻そうとしていることに対し、トランプ大統領と議会の具体的な動きを描写しながら、この野心も失敗に終わると分析しています。
では、冒頭で申し上げたように、なぜ「事はそう簡単ではない」のでしょうか? それは、トランプ大統領がアメリカに損失をもたらす国に対しては容赦しないのと同時に、同盟を結んでいる国々に対しても損得勘定で臨む厳しい姿勢がここに来てハッキリとしたからです。本書の目次では、「アメリカは中東から撤退する」「欧米同盟体制が終焉する」「日米安保は消滅する」といった、まさかと思うような見出しが並んでいますが、それが決して極論ではないことが本書をお読みいただければわかると思います。著者は「まえがき」で、こう結んでいます。
「憲法を変えるだけでは乗り越えられない厳しい現実が日本に迫っている。日本の人々が日本の存在を守るためにやるべきことは、まず世界の情勢を正確に把握すること、憲法だけでなく政治体制を変えること、そして国民一人ひとりが意識を変えることである」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

九曜紋

9
日本にいながらアメリカの政治を語る論者もいるなかで、在米ジャーナリストとして自らの取材を通して見えてくるアメリカの姿を見せてくれる著者の知見は価値あることと思う。しかし、日高義樹も84歳になっていることに感慨をおぼえると同時に、出版の世界では「過去の人」と扱われているような気がして些かさびしく感じる。2019/12/07

まっちゃん2

3
日高氏の昨年秋の書籍。コロナ直前の米中の緊張をレポートする。日本のマスコミがまず伝えてくれない、アメリカの裏?事情を教えてくれる。日高氏も84歳でよく頑張っておられるがさすがにもうしんどいでしょう。後継者います?2020/05/25

ハット

0
いつも安定しておられる日高氏のアメリカリポート。2019年10月ごろの執筆らしいので、それを考慮して読むと良いと思う。この本が出版された後新型コロナ流行があって現在、ということだが、アメリカとヨーロッパ、中国、北朝鮮、ロシア、そして日本との関係の裏事情や大統領選の背後の話など、なるほどと思う内容が多かった。 今後世界情勢はどうなるのだろうか。とにかく激動の時代にいることは間違いない。 日本政府は、日高氏を対米政策のご意見番に据えたらどうだろうか。もう既にそうしているのだろうか。2020/09/13

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