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内容説明
精神論ばかりの解説はもう飽きた! 錦織圭や大坂なおみの活躍からウィンブルドンジュニアを制覇した望月慎太郎まで、日本人選手の躍進に湧くテニス界。しかし、勝ち負けに一喜一憂するだけではもったいない! 有名選手の何が凄いのか? 繰り広げる駆け引きの妙、そして歴史あるテニス競技に固有の魅力とは? 錦織やフェデラー、ジョコビッチといった有名選手とも対戦経験豊富な現役のプロテニス選手でもあり、痒いところに手が届く名解説者でもある著者が、選手の「頭の中」まで理解できる観戦術を伝授する。
目次
序章 テニスの醍醐味とは何か
第一章 この選手のここを見よ ──錦織、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ
第二章 選手たちはどんな環境で戦っているのか
第三章 この「駆け引き」に注目すると試合は何倍も面白い
終章 デビスカップで日本が優勝する日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
skunk_c
45
新書でテニスの本が出たので早速購入。デヴィスカップ最多出場の著者が、テニスを見て楽しむ人向けに踏み込んだ解説をする。語り口が穏やかで、しかもテンポも悪くないのであっという間に読了できた。重要なことは「テニスは意地悪なスポーツ」だということ。また左利き有利の説明も(僕自身が左利きなので)納得のいくもの。錦織圭などのプレイをテレビで観戦するのが好きな方にはお薦め。ちなみに私事だが、著者が1993年関東高校テニス大会で優勝したとき、主審は僕がつとめた。サーブの速さもびっくりだったが、大変紳士的な高校生だった。2019/12/10
けんとまん1007
43
テニスに詳しくはないが、いわゆるビッグ3のプレースタイスの違いを、何となく感じていた。それが、どの大会で強いのかにも関係しているだろうとも思っていた。それが、とてもよくわかった。技術、体力、メンタル面、戦略の総合力の結果として、抜きんでている3人。利き手も多少、影響しているだろうとは予想していて、これは野球とかでもあるのだろう。こういうのを読むと、試合の見方が変わる。2022/12/16
kawa
29
プロ・テニスプレーヤーの戦略や駆け引きを詳説、好きな人には堪えられない内容なのだろう。私は30年以上の早起きテニス経験者なのだが、プロの試合にはあまり興味がない俺様プレーヤー。まあ、それも楽しいことなのだけれど。せめてサーブ、時間をかけて嫌われることはともかく、最初のポイントをとれたら次はこれ、とれなかったら次はこれと決めてやってみよう。かなり難しいことだが…。錦織のバックハンドにも改めて注目だな。 2019/12/08
パラオ・スパニッシュフライ
16
そうです。帯にも書いてある通り精神論ばかりの解説には飽きたんです。自分のテニス経験だけではなくプロだからわかるテニスの楽しみ方を知りたかったんです。トッププロのプレーの特徴や錦織のテニススタイルなどなど、試合中はこういうところに注目した方が良いというポイントが本の中に散りばめられています。過酷なプロテニス界では日本人がトップ100に入るだけでも凄いこと。今の錦織大坂がいる時代は恵まれ過ぎています。だから観る方もこういう時にレベルを上げてテニスをより深く楽しめる目を養っておかなければいけないと思います。2020/06/24
テイネハイランド
14
図書館本。ナダル選手が左利きだとは知らなかったくらいなので、テニスについてもプロテニスの選手についても詳しいわけではありませんが、そんな私が読んでも(そんな私だからこそ)この本はそこそこ楽しめました。遅いコートになったこともあって、男子プロの競技スタイルが、サーブ&ボレーからストロークの打ち合いにいつの間にか変化していたんですね。本書の中では、大舞台で活躍した著者だからこそわかるテニスでのプレイヤー同士の駆け引きについて記した第3章がとりわけ興味深い内容でした。2020/03/13
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