オーバーラップ文庫<br> サイコパスガール イン ヤクザランド 1

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オーバーラップ文庫
サイコパスガール イン ヤクザランド 1

  • ISBN:9784865545838

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内容説明

ヤクザが恐怖で支配する街・蘭戸市で今1番HOTなのが「連続ヤクザ襲撃事件」! 
誰も彼もがビビっちまって震えるばかりのヤクザ相手に、ケンカを売ってるイカれ野郎は誰なのか!? 警察? 抗争相手のマフィア? いいや違う!
「ヤクザ全員ぶっ殺して、最恐の座に返り咲いてやる!」
そう、かつて日本中を恐怖に陥れたアイツ――最凶の都市伝説“口裂け女”が帰ってきたのさ! 
ヤクザに全てを奪われた復讐者の青年・瑞穂とタッグを組んで、ギャル系口裂け女・徒花がヤクザを狩り尽くす!!
第6回オーバーラップ文庫大賞《銀賞》受賞の痛快バイオレンス活劇、開幕!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

57
ライトノベルで「アウトレイジ」みたいなノリをやってみました、といった印象。口裂け女がヤクザを狩って殺しまくる内容の作品。発砲したり斬りつけたり拷問してみたり、血生臭い場面には事欠かないが、キャラクターの味付けが濃く、ライトノベルならではの立て方をしているのでポップな雰囲気がある。頻出するバイオレンスシーンの描写が振り切っているので、もはや爽快感すら感じた。タイトルに1とあるから、おそらくは2も出るだろうけれど、これ一冊でもまとまりがあるのも好感触。読み終わるとストレスがスーッと抜けていく感じがした。2020/02/06

まっさん

21
★★★☆ オーバーラップ文庫大賞銀賞受賞作品。昨今では珍しいくらい拷問シーンなどがあるので好みはかなり別れそうだが、基本的に報いを受けるのはヤクザ側なのでヘイト的にはほとんど問題なく読むことが出来た。ラブコメ要素はほとんどないがその辺りも特に気にならなかったかなと。ただ、今作の一番の持ち味は主人公サイドがヤクザを次々と殺していく・拷問するというような部分であり、そこにコメディ要素を入れることによって必要以上に残酷な物語にならないように仕上げているものの、これが二巻、三巻と続いていくと飽きがきそうな気も…2020/01/17

羊山羊

14
面白すぎて読み終えるのが惜しかった。新伝奇と暴力、ノワール、ラブコメ要素が巧みに合わさって駆け抜ける激アツ活劇。怪物は路地裏にもういない、で感じたがこれからは怪異は人に居場所を奪われる弱者なのだ。彼らがどのように日常に溶け込み、人に関わって生き残るか、というのはポスト新伝奇のテーマかも。本著の妖怪たちはヤクザを殺して最恐の座に帰ることで尊厳を取り戻そうとする。その中で主人公瑞穂とのラブコメやヤクザとの激突が書かれるなど、ラノベの枠には収まらない1冊。大人の読書にも十分耐えられると思う。超おすすめの傑作。2020/02/27

のれん

14
矜持を忘れた極道、腐敗する警察、抗うのはたった2人。相棒は狂暴な怪物、主役の動機は復讐――B級路線のフルコースといって良いラインナップで楽しめた。  人間の信仰(恐怖)で怪物が形成されるって設定は凄く好きで今作でも活用されるが、全て「チャカ使わせてぇ」っていうのに集約されるのは最早潔い。口裂け女三姉妹は巷の都市伝説でしかないが、そんなキャラが「ダーティーハリー」について語るとは! それ以外も「ダイハード」なんかのアクション映画を彷彿させる展開描写が盛りだくさん。B級チャカ映画大好きならば気に入る作風だ。2020/01/16

真白優樹

12
ヤクザが恐怖で支配する街で、復讐者の青年と口裂け女が手を組みヤクザを動画配信しながら殺し回る物語。―――見惚れる程に残酷に、それが復讐と配信の掟。 身体を溶かしたり減圧したり、車で曳いたり。血がこれでもかと迸りヤクザ達がまるでゴミのように死んでいく。スプラッタで残酷、そしてファンキー。だけど痛快なバイオレンスが迸っている物語であり、これでもかと拷問し殺し回る痛快さとバディの支え合う絆が並びあっている、一度ハマって癖になったら止められなくなるかもしれぬ物語である。これは本当面白い。 勿論次巻も楽しみである。2019/12/25

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