組織開発の探究 - 理論に学び、実践に活かす

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組織開発の探究 - 理論に学び、実践に活かす

  • 著者名:中原淳/中村和彦
  • 価格 ¥3,168(本体¥2,880)
  • ダイヤモンド社(2019/12発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784478106440

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内容説明

組織開発とはなにか。なにをきっかけに生まれ、いかなる変遷を経て発展してきたのか。本書では組織開発の思想的源流をデューイ、フッサール、フロイトに求め、そこから今に至る100年の発展の歴史を跡づける。さらに現在の組織開発のさまざまな手法を解説し、5社の企業事例を紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tenouji

20
企業内チーム活動の歴史絵巻を読んでいるようだった。QCサークルやTQM、U理論も組織開発の流れの中にあるんだ。科学的管理のアンチテーゼとしての組織開発。人の活動は、客観か、主観か、の間で揺れ動き続けてる。最近、考えてることと呼応して、良い読書体験だった。2019/03/29

y_nagaura

17
組織開発とは、「遠心力によって分散していく組織メンバーの諸力を集め、workさせていくための求心力」。第2部 組織開発の歴史学 が壮大な思想史になっており、非常に楽しめました。分厚い本ですが、ケーススタディに著者二人の対談まであり、いずれも勉強になることばかり。再読し、いずれは会社でも広めていきたい。2019/03/24

Kentaro

17
育児をしながら働く人々、介護をしながら働く人々、定年を終えても再雇用で働く人々、外国から日本に働きにきた人々。職場の中の多様性は急激な勢いで高まっている。しかし、「多様性」とはいわば遠心力でもある。多様なものを許容しつつ、様々な労働力を職場に取り込み、事業を継続・拡大していく事が必要だが、それらが行きすぎてしまうと、メンバーがバラバラになり、組織やチームは空中分解する。遠心力が働く組織やチームにおいては、反対に、それに抗う力である「求心力」を構築することが必要だ。その1つの手段が「組織開発」に他ならない。2018/12/03

たくみくた

13
良書。これまで断片的に蓄えていた組織開発の知識が整理された。また、組織開発の表層的な手法のみならず、その根幹にある哲学が語られているのがよかった。組織開発に関わる人としての「to have(もつこと)」ではなく、「to be(あること)」を学ぶことができた。そして、「組織開発」と「人材開発」がシームレスになっていくってのも納得感があった。中原さんの言う通り、「人の側面から企業経営を元気にする」ことに携わっていきたいな~。まずは組織開発・人材開発のプロとして、副業ができるレベルを目指したい。2019/12/31

コジターレ

13
良書。組織開発の全体像を学びたい人にお勧め。どうしても手法に囚われがちな組織開発について、目的や真因の探究の重要性を説き、その姿勢が一貫しているところが評価できる。そして、手法に走りがちな自身にとっての戒めとなる。腰を据えて組織開発について学び続け、その過程において何度か読み返したくなる本だ。2019/03/04

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