内容説明
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日本の伝統の着物文化。色、文様、染めと織りの産地、着こなし、用語解説を時代考証家が指南。
「なぜ、着物にはルールが多いのか」といった疑問は、
着物の歴史や成り立ち、当時の時代背景を知ることで理解することができる。
本書は着物の歴史から着物全般を学ぶことができる新しい着物大百科である。
着物の歴史として、着物以前の衣装や着物の誕生、浮世絵で見る着物の流行り、着物は身分や職業を表すなどを解説。
着物の特徴を知るでは、「大島紬」「結城紬」などの技法や、「小紋」「友禅」など染色の技、麻と木綿などの素材、羽織や小物類なども紹介する。
そして現代社会において着物を着る機会が多い、お宮参り、七五三、卒業式、成人式、結婚式、正月、子どもの入学式、園遊会、葬儀、法事など、
着物と人の一生をそれぞれの行事と着物の関係、ふさわしい色や柄、小物などを解説していく。
時代考証家の著者だからこその話題も満載。
時代劇や戦国時代の衣装、草履や下駄、モンペまで着物全般の歴史、作法、意味などがわかる一冊。
【目次】
第一章 着物の歴史
第二章 着物と女性の人生儀礼
第三章 着物を知る
第四章 着物を着るための小物
第五章 季節に合わせた着物
第六章 着物の仕立てと手入れ
第七章 着物文化の復興
終章 着物のある風景
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoko Kakutani 角谷洋子/K
4
着物の奥深さが分かる究極の一冊。著者の造詣の深さにため息がでるばかり。和裁士や着付けできる人すごい。2023/03/25
あけの
3
面白かった 内容的には特段おもいっきりかわったことはないけども 入卒式にたいする扱いが 世間一般よりも軽い←歴史が浅く特段古くからのしきたりや決まりごともないため どうしてもこれと言うのはなくその場合にあわせて華やかすぎない訪問着や色無地紋付絵羽織でまあそれもそうだと納得 白襟紋付の白襟は半襟でなく下着の襟なので 白の比翼すくなくとも重ね襟はあった方がいいのかなってこと←そもそも私にはそれが必要な場に出る機会はないので余分な心配ですが^_^; 2020/07/12
ふう
3
著者が肩入れする上田柳条、まだ目にしたことがなく、いろいろ教わることが多かった。2020/06/14
深山木 寝子
1
なるほど衣紋道の先生ではなく時代考証家の書いた本だな。という印象。概説書だけど素人の入門向けにするには所々説明が足りてないような?人生儀礼で十三詣りの紹介がないのは残念ですが七五三に比べたら知名度も低いだろうから致し方無い気も。全体的に内容はいいのですが、編集がどうにもよろしくない。縦書横書混在、本文解説ぶった斬るコラム配置で、本文読んでから前ページのコラムに戻らなければならない煩わしさや。そして何度勉強しても羽二重やら綸子やらちぢみやらの区別が頭に入らない(´・ω・`)織の違いってことはわかるのですが…2021/06/02
潤子
1
筥迫ってかわいいな2020/01/10