イノベーションは、万能ではない

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イノベーションは、万能ではない

  • 著者名:西村吉雄【著】
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  • 日経BP(2019/11発売)
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  • ISBN:9784296104659

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内容説明

GAFAは栄えても、国は富まず--
イノベーションの本質、そして経済との関係を解き明かす。

イノベーションはいくつも起きているのに、国の経済成長につながらない。なぜなのか。果たして、イノベーションは本当に機能しているのか。元日経エレクトロニクス編集長、元東京大学大学院教授で技術ジャーナリストとして社会を見つめてきた著者が、シュムペーターの原義やイノベーションの場の変遷、インターネットや半導体などICTイノベーションの歴史をたどり、イノベーションの本質をひもときながら、国内の安易なイノベーション万能論に警鐘を鳴らす。

目次

第1部 イノベーションと経済
 第1章 イノベーションが経済成長に寄与していない
 第2章 イノベーションとは何か
 第3章 「安く買って高く売る」、この活動だけが利潤を生む
 第4章 農業圏の余剰労働力が高度成長をもたらす
 第5章 戦争と不況のGDPへの影響
 第6章 ICTに固有の問題
 第7章 資本主義は永続可能か

第2部 イノベーションの場の変遷
 第8章 中央研究所の時代から企業家の時代へ
 第9章 産学連携--イノベーションと大学
 第10章 通信の自由化とデジタル化
 第11章 モジュール化による分業
 第12章 設計と製造の分業

第3部 ICTイノベーションズ
 第13章 電気通信メディアの誕生
 第14章 プログラム内蔵方式とコンピューターの誕生
 第15章 トランジスタのアナザーストーリー
 第16章 半導体集積回路とシリコンバレーの成長
 第17章 マイクロプロセッサーこそ「新結合」の好例
 第18章 インターネットI 未来の図書館
 第19章 インターネットII パケット交換
 第20章 インターネットIII 『未来の図書館』の完成
 第21章 インターネットIV 民主主義をどう担保するか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

91
非常に面白い分析でした。イノベーションというと文系の私はシュムペーターを思い出してしますのですが、この著者の方は理系のご出身のせいかかなり異なる概念設定をされていて非常に斬新な考え方だと思いました。最近の技術がどのような発展を行いつつあるのかを後半では示してくれていて大変参考になりました。 2020/11/30

Kiyoshi Utsugi

21
著者の西村吉雄氏は、日経エレクトロニクスの編集長をされていた方です。 イノベーションは、「技術革新」と捉えられることが多いですが、ここでは経済システムを時間的に変化させる「新結合の遂行」と定義しています。 そのイノベーションが、万能で資本主義を永続可能とさせることが出来るのかの議論を第一部のイノベーションと経済で展開し、残りの第二部のイノベーションの場の変遷と第三部のICTイノベーションではケーススタディという構成になっています。 読みやすかったので、470ページ程ありますが、割とスラスラ読めました。2020/04/25

izw

11
著者の西村さんが「ウェブの連載が終わったのでまとめればすぐ本になるかと思っていたら、最後のイノベーションが本当に機能しているかが面白い、これについて書き足してくれと言われて苦しんでいる」と聞いていた。1年半くらいかかって出版されたので、さっそく購入したのだが、なかなか読み進められず積読していたのを、コロナを機に読み終えた。苦しんだ成果が第1部の「イノベーションと経済」、イノベーションは経済に影響を与えない、農業圏の余剰労働力が高度成長をもたらす、など、ユニークな論が展開されている。2020/05/22

ろべると

7
前半の論考が印象的。「イノベーション=技術開発」ではないというのも改めて確認すべき重要な指摘(政府も誤解しているのでは)だが、競争優位や農業圏の余剰労働力に基づく地理的な格差によってもたらされてきた経済成長(=搾取ですね)が失われつつある代わりに、イノベーションにより未来の付加価値を高めて、その「時間的格差」によって経済成長を生み出していくという考えは説得力がある。でも、これって未来の人たちが享受すべき富を我々が前倒しで搾取しちゃってるのかも。そもそも人類は、常に経済成長し続けなければならないものなのか?2023/05/15

Go Extreme

2
日本:異様なイノベーション期待←イノベーション不足の認識 先進国全体:経済発展・格差解消にイノベーション機能せず イノベーション→経済システムを不均衡状態 資本主義:フロンティア必要・イノベーション→未来に求める 資本主義:差異創造→利潤獲得→差異破壊→差異創造 データ→プラットフォーマーの経営資源 因果→相関・演繹→機能⇔近代科学の方法 中央研究所時代=リニアモデル時代 自前主義→小企業のネットワーク分業 アンバンドリング→ソフトウェア産業成立 水平分業の危険・垂直統合の誘惑 ネットワーク外部性→独占2020/01/20

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