内容説明
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東京という都市は、どのように誕生し、どのように成長して今日の姿になったのか、そして、現在の丸の内のオフィス街や銀座の商店街といった特色ある街が、あるいは小学校や劇場・デパートといった施設が、いつ、誰の手で何のために作られたかを、歴史をさかのぼって明らかにしようというもの。扱う時代は明治から現代までだが、力点は明治・大正においている。
感想・レビュー
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あきこ
3
東京の街には過去の記憶が残っている。それは建物だけではなく道であったり、海岸線だったり、石垣の切れ端だったり。そんな東京の街がどのように今日の姿になったのかを分かりやすく解説している。藤森先生がこのような本を出されていたことは驚くと同時に感動した。巻末に服部時計店のペーパーモデルがついているところも素敵。「絵本」と謳っているだけあってイラストもいい。2015/07/09
Shuhei Yamakawa(大学生)
0
東京住まいの人に是非おすすめしたい絵本。明治の文明開化から戦後の復興までの都市の特徴を概説的に分かりやすく絵を添えて書かれている。何であの場所にあの建物があるのか、普段何気なく通っている所に実はこんな歴史があったと知らされて感動の嵐。ますます東京が好きになった。今の風景も間違いなくこの都市形成の延長上にあると思える。絵も細部まで書き込まれているので、西洋建築のファンからしてもたまらないものだろう。個人的に一番嬉しいのは、本の最後に初代服部時計店のペーパークラフトが付録でついているところ(笑)2017/09/20