内容説明
Web技術でつくることができるプロダクトの選択肢は大きく増えました。今では、Webアプリを「App Store」(iPhone/iPad)や「Google Play」(Android)で配信して成功している多くのモバイルアプリが存在しています。
本書で紹介するIonicとCapacitorは、Web技術を用いてアプリを最短距離でつくるためのフレームワークです。筆者のまわりでは、jQueryを多少さわれるWebデザイナーがIonicを利用してアプリをリリースした事例もあり、決して高すぎるハードルではありません。ぜひ本書を手にとったことが、Web技術でのアプリ開発のきっかけになりましたら幸いです。
■ 対応バージョン
@ionic/angular 5.x
@angular/core 9.x
■ アドバイザー
Perry Govier(Ionic Team)
Mike Hartington(Ionic Team)
稲富 駿(Angular日本ユーザー会)
■ レビュアー
桑原聖仁(株式会社ゆめみ)
尾上洋介(日本大学)
平野正樹(ベルフェイス株式会社)
高岡大介(株式会社テックフィード)
岡本秀高(株式会社デジタルキューブ)
目次
●CHAPTER 1 Web Native開発フレームワーク「Ionic」
・Ionicの概要
・Angularの概要
・Ionicを採用している国内プロダクト
・コマンドラインの操作を覚えよう
・開発環境の準備
●CHAPTER 2 Ionicの始め方と便利な機能
・プロジェクトを作ろう
・Ionicの便利な機能
・アプリとしてビルドしよう
・早く上達する5つの方法~コラム1
●CHAPTER 3 Ionicの基本とはじめての開発
・Ionicの基本
・タスクリストアプリを作ろう~チュートリアル1
・ライフサイクルを理解する~コラム2
●CHAPTER 4 外部リソースを使ってアプリを便利にしよう
・リソースの形式とその活用
・WordPressを表示するアプリを作ろう~チュートリアル2
●CHAPTER 5 きれいなコードで明日の自分を助けよう
・書いたコードをきれいにする「コードリファクタリング」
・コードリファクタリング~チュートリアル3
・テーマのカスタマイズ~コラム3
●CHAPTER 6 モバイルアプリ開発実践
・クロスプラットフォームライブラリ「Capacitor」の特徴
・Capacitorを使ったモバイルアプリ制作~チュートリアル4
●CHAPTER 7 本気で取り組むチャットアプリ
・非同期処理入門
・本気で作るチャットアプリ~チュートリアル5
●CHAPTER 8 実践Tips
・ユーザのいろいろな操作に反応させよう
・jQueryの使い方
・テスト自動化入門
・NetlifyとGitHubを使ったWebアプリの自動デプロイ
・App Storeでのアプリリリース
・Google Playでのアプリリリース