夕焼けポスト

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夕焼けポスト

  • 著者名:ドリアン助川【著】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • ポプラ社(2019/11発売)
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  • ポイント 420pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591164020

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内容説明

日没寸前の川沿いに、不思議なポストがあらわれる。それはあらゆる人間の願いや苦しみを受け止めるポストだった――。ポストの管理人である「私」は悩みを寄せる人々に返事の手紙を書き続ける、まるでなにかの贖罪のように。励ます側である「私」こそ、じつは出口のない苦悩にあえぐ傷だらけの人間だったのだ――。ぎりぎりからの反転、呆然とする耀き。様々な境遇にいる人たちの手紙によって織りなされるこの物語は、世界12言語に翻訳され感動を呼んだ『あん』の著者のもうひとつの原点である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

248
「夕焼けポスト」、には古今の世界中から悩みの手紙が届く。主人公はその管理人で、せっせと返事を書いている。12歳のチャップリンから手紙が届くところから物語はスタート。面白いっ! その返事の中にあった「君はこの世で一人ぼっちだと思っているかもしれませんが、君が見つめている星だって一人ぼっちなのです」に、心は鷲づかみにされた。いま、どうしようもない苦難に向き合っている人に、おすすめの1冊です。「角度を変えてみる」というフレーズが、ストンと胸に落ちてくる。 続く→2020/05/27

いたろう

79
夕焼けポストとは、夕暮れ時にだけ姿を現すという不思議なポスト。そのポストに向けて、悩みを相談する手紙を送ると、夢の中で返事をもらえるという。交通事故で妻子を亡くした「私」は、タゴールの詩に誘われて訪れた「人の国」=インドで、ある少年に会ったことにより、夕焼けポストの管理人となって、悩みの手紙に返事を書き続けている。市井の人々の手紙に混じって、世界的な有名人が、世に出る前に書いた悩みの手紙が、過去から時空を超えて届くのもシャレている。最後の手紙と「私」が書いたその手紙への返事に思わず涙。優しいファンタジー。2020/01/17

とよぽん

58
ファンタジーっぽいタイトルとは全然違う内容だった。突然の事故で妻と娘を亡くした主人公。悲嘆の極みに15年間も漂い続けた彼に安寧が訪れる日は来ないのか? タゴールの詩、釈迦の生まれ変わりのような少年、観自在菩薩の石像、夕焼け、川、空、星、風・・・最後の手紙とその返事にドリアン助川さんの愛が凝縮されていると思った。2020/07/06

さぜん

54
夕焼け時に現れるポストには時を超えて悩み相談の手紙が届く。15年間返事を書き続けてきた管理人は妻子を失い生きる道を彷徨っていた。ファンタジックな物語だがそこには胸に響く言葉が詰まっている。「 角度を変えてものを観る」正に今の私に必要な視点。寛容さは視野を広げることで生まれる。ドリアンさんの哲学や宗教観は詩や小説を通して押し付けずに気付かせてくれる。優しく温かい言葉で。夕焼けの美しさを儚いと思うが逆を返せば夕焼けは永遠に続くもので見ている私達の人生が限りがあり儚いのだというのがとても理解しやすかった。2020/01/12

ナミのママ

54
2011年刊行の『夕焼けポスト 心がラクになるたったひとつの方法』改稿。日没寸前に現れる赤いポスト、管理人として返事を書き続ける私…。薄い本です。ファンタジーのような始まりでした。ストーリーは単純なのですが、精神世界系のような宗教的なような。読むのをやめて考え始めると、いくらでも深く追求できるお話です。心がラクになるかは疑問ですが。年末迫った初冬の夜、静かに読むには最適でした。 2019/12/11

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