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内容説明
膨大な現役社員・OB社員の口コミデータから、業績の落ち込みから回復した企業、好調を維持している企業に共通の傾向がわかってきた。それは、オープネス(風通しの良さ)。この組織戦略の新しいキーワードをベストセラー著者、北野唯我氏が独自の視点から解説。「会社の空気」をデータで可視化した画期的1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミライ
34
北野唯我さんの新作は、組織における職場の「空気感」に焦点を当てた一冊。日本の職場に最も欠けているのは「オープネス(開放性)」であり、業績との相関もデータで証明されている。ここ30年間で時価総額の増加したトップ10社には「風通しの良さ」「社員の士気」「20代の成長環境」の3要素が整っており、本書ではオープネスを使って改革する組織戦略についてわかりやすく説明されている。2020/01/17
RX78
20
職場に不満がある人へ。印象的な言葉を使うのが上手だと思いました。前書きのあたりは、メモをしながら読んだのですが…。前書きのあたりは、自分の前の職場に当てはめて分かる分かるという感じだったのが、後半は大きな企業の話になったから入り込めなかったのもしれません。2020/08/22
はづきち
11
うちの職場はなんか情報伝達がうまくいかなかったり、空気が重いのが嫌で、なんでだろうと思っていた時にオーディオブックでこの本を見つけました。オープネスとは、情報開放性、経営開放性、自己開示性から構成されており、いまの時代は事業戦略より組織戦略が重要。オープネスに関して社員が高評価をしている企業は業績を伸ばしており、いろんな情報を開示した方が会社がうまく回る。 まさしく今の職場に必要なことでした。ある特定の人が考えたことをやらされている感満載で、それに意見を言っても反論されるだけ。管理職に読んでほしい!2023/10/26
ニョンブーチョッパー
10
★★★★★ 「オープンネス」に触れている本は今までにいいくつか読んだことがあったけれど、そこを主軸に置いて書かれた本は珍しい。①風通しの良さ、②社員の相互尊重、③20代の成長環境が重要だという分析結果は大いに頷ける。多くの会社の経営陣や、いわゆる先輩社員に読んでもらいたい。まずは、役職で読んだり、先輩社員が後輩を呼び捨てで呼ぶ文化をやめて「さん付け」の会社が増えてほしい。「ウサギの生存戦略」は興味深かった。「高い危機察知能力」は、最近よく読んでいる「繊細さん」やHSPに通じるものがあるかもしれない。↓2020/09/09
チャー
10
上手くいっている組織は風通し(オープネス)が良いが、その内容を具体的かつ詳細に分析して説いた本。職場の空気の良し悪しは業績に直接繋がる。日本の企業は社内で気遣いをし過ぎるあまり明確な意思表示と衝突を避ける傾向があるが、これらが風通しを悪化させる要因の一つとなっている。組織内の二重拘束、戦略わかったフリおじさん、過度な成功事例の共有など、オープネスを妨げる要因を退けながら、上手く組織内の空気を開放し続けることが重要。白い嘘は常態化する危険性があるので避けなければならない。健全なぶつかり合いを生むことが大切。2020/05/17