罪を正す

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罪を正す

  • ISBN:9784344924444

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内容説明

千葉県警佐田署に入った1本の電話から全てが始まった――。交通事故で一人娘を失い、愛する妻とも離婚し、深い哀しみに追いやられた賢太郎。ある雨の日、傘もささずに一人ぼっちで歩く小さな女の子・亜里沙と出会った。少女との出会いが男の心を癒し、悲劇によって傷ついた彼の心は、やがて暴走を始める・・・・・・捜査にあたった刑事が犯人を追い詰めていくなかで見えてきた真実とは――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

詩界 -うたか-

13
#読了◆娘がいなくなった――しっかりとした小さな女の子が母親がスーパーへ行ってる間に家からいなくなっていた。一人で遊びに出かけたものとばかり思ったものの帰ってこない警察は連絡を受ける/一方、営業の黒木は一人娘を失った事で大きな傷を抱いていた。子供という愛らしさ。別れも言えなかった辛さを抱えて出会ったものは――◆愛しているからこそなんとかしたい。想いと虐待をテーマに複雑な物語となっていて読んでいてとても辛い。正しいとは言えないけれど悪に立ち向かうには他の選択肢はなかったんだろうかと深く考えた作品です。2020/04/17

けんたん

2
娘を事故で無くした両親。互いの苦しみから別れることに。そんな中出会った虐待を受けてる女の子。毒親の典型と、健気な娘。対比される状況が感情を揺さぶられる。 何が正しいのか。これは難しい。それでも本人の意思が堅く固まった時、それが正しいことなのかもしれない。2021/01/31

チンタポンタ

2
2時間サスペンスドラマみたいなドキドキハラハラ展開。時事問題てんこもりで読み応えがあって考えさせられた。2019/12/15

みやび

0
☆32020/07/04

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