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内容説明
あらゆる物事を正確に読み取り、理解する力=読解力。文章を読んで自分の考えをまとめたり、会話で相手の意見に反論するときなど、現代社会を生きる上で不可欠な力だ。しかし読解力のない日本人が増えている。読書量の不足やネット記事・短文SNSの普及による「長文を読み解く耐性がない」「言葉の辞書的な意味は知っていても使いこなせない」ことが主な原因だ。本書では、問題を解きながら実際に言葉を使い、文章を書くことで「語彙力」「作文力」「読解力」の3ステップで鍛えていく。飛ばし読みや資料の要約、会話やコミュニケーションにも役立つ、現代人の必須スキルを磨く一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
40
「頭がいい」と世に言われる人は「読解力」に優れているう。著者の教えた学生の一人に質問を良くするが全く内容を理解できておらず理解しようともしない人の話が出てくるが、読解力の欠如とした人に教えるのは大変だろう。先日の新聞で日本人の読解力が著しく落ちているという試験結果が出ていたが、最近の教科書は中学生に至るまでマンガが入って表面を滑るようなものが多く、こんな教科書で読解力が涵養される筈はない。本書例題の文章や単語、表現を言い換えてみることは、ゲームとしても勉強としても面白い。息子たちに一冊ずつ送ることにする。2019/12/08
レモン
34
語彙力、文章力、読解力をつけるための問題が豊富に載っており、小論文を書く必要のある受験生などにはとても参考になるだろう。ただ、読解力をつけたいと悩んでいる人全員には、書き方が少々難しすぎて不親切に思う。問題もやってみようと気軽に取り組むのではなく、ノートを用意して真剣に熟考しなければならない。読解力を一朝一夕で身に付けられるとは思わないが、堅苦し過ぎる。内容は素晴らしいと思う。2022/01/23
みっくん
24
小論文の神様樋口先生。神様曰く、読解力がある人は頭の良い人。ここでいう読解力とは文章を読む力だけでなく、その場の状況を把握したり、空気を読んだりと言った力も含んでいる。では、そのスーパーパワーの読解力はどのように身につけることができるのか。て、ことで出てくる小論文。実際に文章を書くことで論理構造などを理解し、読解力の要請につながる。文章を書ける人って、頭良い。2019/12/22
エリク
23
国語は、100点目指します。2020/01/31
ココロココ
20
店頭で見かけて、今よりも読解力を鍛えたいと思い、購入。練習問題がたくさんあって、解きながら読んでいった。こんなにじっくり読むのは、試験の時ぐらいだったので、非常に勉強になった。読んだらすぐに読解力がつくわけではないが、文章を読む時に、この本に書いてあったことを心がけるだけで、力はつくと思うので、実践していきたい。買って良かった。2020/05/19