内容説明
本とは、世界の秘密へと通じる扉の鍵を与えてくれるもの。そして、あなたの身体の一部となり、将来をも変えるような決定的な力をもつもの。でも、いったいどんな読書をすれば、そこに辿りつけるのか? 10代のいましかできない読書方法をこっそり教えます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロマンチッカーnao
24
10代ではまったくないけど、めっちゃ良かった。これは哲学書ですね。おすすめの本を紹介する本は幾多あるけれど、これはそんな気軽に読む本ではないですね。いかに行くきか。それを考える時には、読書が必要で、どうやって本にせっするのか。そして、それがどれだけの効果があるのか。作者自身がここで紹介する本からどういう影響を受けてきたのか。今僕は51歳。平均寿命で後30年生きる。十分長い。その時間をより良く生きるために、いい本に出会えたと思う。2020/09/20
kubottar
17
中学生向けの新書も面白い。初心忘るべからずという言葉を思い出す。2021/08/19
ロア
16
知的な祖父を持つ君らは幸せ者ですよ(*´Д`*)2020/03/29
DEAN SAITO@1年100冊
13
とても良かった… 著者が中高生に向けて語りかける形で10冊の本を紹介する、「本についての本」。 こんな読書家になりたい、と思わされると同時に、自分の10代にこの本に出会っていたら自分の読書経験はそれからどうなっていただろう、と思わずにはいられない。 普通に気にいる本はその良さを割と容易に言語化できるけど、本当に「染みた」ときは何が自分にそう感じさせたかすぐには言葉にならなくて、これもそんな得難い読書体験だった(この本の想定読者は自分より10コ下だけど)2020/02/20
sabosashi
7
著者が十冊の本を選び出す。けっして上から目線ではなく、自分の生きてきた道に沿ったもの、つまり想いが十二分に詰まったものとなっている。つまりいかに生きてきたかを読んだ本によって語らせるというもの。あるいはお里が知れる、という話。これは、わたしたちだれにとっても誘惑を感じさせずにはいられない企画であり、もちろんお隣さんの選んだものにも横目でちらちら覗きたい思いが断ちきれない。 2022/12/27