じっぴコンパクト新書<br> 攻防から読み解く 「土」と「石垣」の城郭

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じっぴコンパクト新書
攻防から読み解く 「土」と「石垣」の城郭

  • 著者名:風来堂
  • 価格 ¥970(本体¥882)
  • 実業之日本社(2019/11発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408338880
  • NDC分類:521.82

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内容説明

戦国期から江戸初期にかけて、全国各地で造られた数千とも数万ともいわれる城。
地形的制約と闘いながら知恵を絞って編み出された土塁や空堀、虎口、土橋、石垣。
生き馬の目を抜く戦国時代において磨かれた築城技術は、それぞれの地域や武家によって、また、その城の持つ目的によっても異なっていた。
その城をいかに守ろうとしたのか、攻めるならどこが弱点か。各城の軍事施設としての構造的特徴を読み解くことで、それらが浮かび上がってくる。

《巻頭対談》西股総生(戦国史・城郭研究家)×乃至政彦(歴史研究家)

■第一章 「土」と「石垣」の城の基礎知識

■第二章 実戦分析から見えてくる堅い城・脆い城
小谷城・長谷堂城/「落城したか否か」の史実のみでは その城の真の実力は見抜けない?
七尾城・月山富田城・吉田郡山城/山全体が要塞と化した巨城の 城内に施された二重三重の仕掛け
二俣城・長篠城/急流に守られた崖の上の二城 その運命の分岐点を再検証する
備中高松城・忍城/土木技術と動員力を活かした城攻め 水攻めの成否を分けた要因とは?
高天神城/湿地帯にそびえる急峻な山崖の 弱点を克服する武田流築城術とは?

■第三章 名城もし戦わば......その強さを徹底検証
安土城/「見せる」たけの城ではなかった 天下人・信長の最高傑作の実力は?
竹田城/雲海に浮かぶ天空の高石垣は 実戦では有効だったのか?
岩殿城/忍者でもよじ登るのは不可能! 150メートルの断崖はまさに鉄壁
高松城/日本初といわれる本格的海城 海からの攻撃は想定外だった
丸亀城/日本一の高石垣だけではない 搦手も城内も含めた鉄壁の防御
名護屋城/天下人の総動員で築いた巨城で もし朝鮮出兵の撤退戦があったら

■第四章 セオリーに反するナゾだらけのレア城
城井谷城/「表門」も「裏門」も鉄壁の守り こじ開けるのは至難の谷の城
埴原城/全国の山城でも稀に見る奇妙な構造 竪堀と組み合わせられた謎の凹凸
岩倉城/本丸は必ずしも頂上にはなかった 特殊な地理的条件での築城術
都於郡城/全国でも屈指の大堀切と高土塁 広大な城が生まれた地質的背景とは

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

99
石垣や堀切など城郭の防衛設備を中心にメジャー所からマイナー所まで全国30ヶ所の城を紹介する一冊。実際の写真や縄張り図も多く載っており、この手の本としては分かりやすいのではないか。人物よりも城郭にスポットを当てているので城主などの紹介は少なめ。もしこの堅城で戦いが起こったら、といった検証コーナーも。2020/06/23

onepei

6
実戦分析の視点がおもしろい2020/01/20

竜玄葉潤

2
そろそろ、新基本でなく、過去の本を読みなおした方が良いかも。新鮮味が無くなってきている。2023/07/25

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