物理学のための数学

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物理学のための数学

  • 著者名:一石賢【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • ベレ出版(2019/11発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784860643089

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内容説明

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小惑星イトカワから無事に帰還した「隼」の快挙は物理理論が数学的に表現されることによってその軌道を正確無比に計算できたことが一つの要因でした。そんな物理数学を解説する本書では、高校数学の領域を超えている部分が多くありますがそれは必要と思われたものばかりです。さらに思考の流れを止めないために数式をしっかりと示しています。最終的な目的は論理、概念を理解すること。さあ、数学をやりましょう!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

中年サラリーマン

9
連続とか一様収束とかなんなのよと発狂しそうな理系学生におすすめ。実関数の解析から複素関数の解析への橋渡しがよくわかる。さらに線形代数からのヒルベルト空間への議論の展開も面白い。量子力学をもう一度勉強しなおしてみたくなるな。学生の時にこういう本が出版されていれば・・・2013/10/06

御光堂

2
読んだというよりざっと眺めた。313ページのルジャンドル変換の式で、9行目と10行目の∂ψ/∂xは∂ϕ/∂xのミスプリントではないか。その他、305ページ最後の部分積分の式が何か変、317ページの、「Hは時間を陽に含んでいないとする。「陽に含んでいない」というのは、「関数にtが現れる」ということ」は「現れない」のミスでは。2017/04/08

のぶ

2
著者は自分が学んだ高校大学の教科書に不満を持っており、本書はそのアンチテーゼであることが随所に書かれています。そのココロザシは高く買いたいんですが、数式を変形して行く過程で、各ステップでどの知識をどう活用したとか、そもそもその過程はどういう目的を持ったものかといった言葉による説明が、こちら側(まだ理解していない者)にも分かるよう十分に(教科書並にしか)行われてない点や、少なくとも二十世紀の物理学については「この式は重要」というつなぎ方に留まっていて活用例は紹介されていないという点で残念な本になっています。2014/01/10

Kouhei SASAMOTO

2
物理数学のために高校卒業程度+αぐらいの数学の素養があればしっかり読んでいける書籍の一つ。自然を数学で表現する数学的モデルのヒントとしても使える本ですね。本文・付録にはよくつかわれる公式や定理の証明が載っていて、今まで丸暗記だったことも腑に落ちました。2012/05/01

JacobTitor

0
小生の通う学部は物理学を教養程度に学ぶところだが、解析学の授業でこの本は大いに理解に役立った。大学初年時は随分と助けられた。2013/10/18

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