内容説明
大人が学びなおすのにピッタリな日本史学習書。日本史の各時代のポイントをしっかり押さえ、教科書よりもわかりやすくておもしろい。過去の出来事に思いを馳せ、また想像をめぐらせる歴史を学ぶたのしさも教えてくれる一冊です。随所に盛り込まれた、歴史を通して現代を見る解説は、日本史を暗記モノから、役に立つ知識に変えてくれます。日本史が苦手な方から、忘れてしまった方など、もう一度ひと通り学びなおしたい方の最初の一冊にオススメです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はる坊
10
学校で習った日本史を単なる出来事だけじゃなく、その事件が起こった背景や、その改革の本当の意味なども解説してある歴史復習本。また筆者は歴史を単なる過去の出来事として捉えて欲しくないと考えていて、歴史上の出来事と、今日本で問題になっていることがらや、過去に失敗した体験を結びつけることで、歴史を学ぶことの有用性を説いている。新しいものを生み出すためには、昔の出来事や先代の知恵を知り、そこから学ばないといけない。過去はその一点において必要だと僕は考える。本書は日本史入門としてもオススメである。2014/11/01
can
9
日本史の現代まで続く流れを分かりやすく教えてくれました。とても読みやすかった。恥ずかしながら、天皇が日本の象徴として、現在まで残っている理由が分かってなかったのですが、歴史をみると理解できました。ざっくり、日本の歴史は天皇・武士間で政権が行ったり来たりしていたのだなーと。また、「歴史に学ぶ」というテーマもとても良かったです。平和ボケしやすいとか、変化に強いという日本人の特性も、歴史を見るとなるほど、です。「手本にされる国という自覚を持て」という筆者のメッセージもとても良かった。その通りですね( ﾉД`)2015/04/29
エイドリアン
4
歴史は暗記ではない！ってことを教えてもらえる本。歴史の面白さを伝えられたらと思いながら、毎日授業しています。でも実際は覚えてねって言う時もあって矛盾だらけ。2014/02/28
Go Extreme
1
土器の発明と食生活の変化 三内丸山遺跡の大規模建物跡 縄文人のイメージの変化 寒冷化と水稲耕作の開始 農耕によるムラの形成 土地を巡る争いと戦争の誕生 階級の誕生 卑弥呼と邪馬台国 権力と財力の象徴 古墳 仏教伝来と社会の変革 美術工芸品と建築技術の発達 権力の象徴 寺院へ 聖徳太子の天皇中心国家への道 大化の改新と律令国家 公地公民の原則 唐の膨張への危機感 白村江の戦いの大敗 壬申の乱と天武天皇の即位 中国の冊封体制からの離脱 藤原京と平城京の造営 奈良時代の社会不安と仏教 墾田永年私財法と荘園の増加2025/05/22
fumikamoyan
1
となりに年表や人物相関図を置いて読むと、よりわかりやすい。現代人との共通点を指摘しているのが楽しい。ひと時代がもっと長くてもいいなぁー。2022/02/15
