内容説明
「天気予報が当たらない」って思っている人、いませんか? これだけ科学が発展しているのに、なぜ当たらないのだろうと、疑問に感じている人は、ぜひ本書をお読みください。
本書は、気象学の分野で注目されている7つのトピックをとりあげ、それぞれの基本的なしくみや概念を解説し、最新の研究(気象学のフロンティア)を紹介します。気象学の最前線で活躍する研究者たちが、気象のおもしろさ、不思議さをお伝えします。ようこそ、空の研究室へ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
32
六章で構成される気象に関する研究の紹介本。各章毎に執筆者が異なるオムニバス方式で各論が述べられているからか紹介されている内容に濃淡はあるが、概ねわかりやすい。第一章の温帯低気圧など単独テーマの本にしてもよいと思えるくらい面白い章もあった。2021/12/04
Humbaba
7
その世界にどっぷりつ浸かることは、良い面もあるが悪い面もある。専門的に考えすぎると、知識に縛られて素直な考えができなくなる。言われてみれば納得できる理論であったとしても、一度盲点に入ってしまうと専門家の力ではそこから脱することは難しくなる。2013/10/27
ぼのまり
7
温帯低気圧、台風、竜巻、集中豪雨など最近世の中を騒がせている気象変化についての科学者の研究状況がわかりやすく解説されている。私的には、水循環の解析に水の同位体を使うという発想に目から鱗だった。異常気象というけれど、実のところ人間の定義した「常」が間違っているのかもしれないな。2013/09/10
youmaysay
6
ちょっとしたきっかけで気象について調べ始めて手に取った本だが、とてもおもしろい本だった。わかっていることだけじゃなくて、わかっていないことがきちんと書かれていることで、知的好奇心が刺激される。サイエンスの魅力ですね。2014/07/16
スプリント
4
学術的なところは少々手に余って理解ができたとは言いがたいのですが、各章を担当している研究者がなぜその研究に取り組んでいるのか、研究するということの面白みはなにか。という視点で書かれたコラムは面白かったです。本編では第5章の梅雨の研究が書かれている内容もわかりやすく面白かったです。2014/10/18
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