内容説明
3万年前、わたしたちの祖先は、
大陸からどうやって来たのか?
その謎に迫るため、研究者たちが古代の大航海を再現した。
世界最大の海流である黒潮に阻まれた最難関ルート、
台湾から沖縄・与那国島へ
彼らはどのようにして渡ったのか?
本書はこの航海実験に密着取材を行った
NHKクローズアップ現代+制作班
渾身のドキュメントである。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
41
【沖縄18】「日本人はどこから来たのか?」【沖縄11】の海部陽介さんが立ち上げた2013年から7年間に及ぶ「3万年前の航海 徹底再現プロジェクト」を取材したNHK記者の記録。旧石器時代のホモサピエンスは、どうやって台湾から沖縄に渡ってきたかのか、考古学の発掘によれば確かにこのルートを渡ってきたはずだが、本当に可能だったのかを検証したプロジェクトだ。旧石器時代の技術を再現した草舟と竹筏舟と丸木舟で3回にわたって再現した。2回失敗して、3回目に成功。しかし、それは過酷な航海だった。学問的な解説については、↓2021/11/07
kawa
31
今年3月に那覇で開催された日本解剖学会の市民講座で本書に取り上げられる企画のデイレクター役・海部陽介教授の講演を聴講。興味をそそられ映像「スギメ」を経て本書にたどり着く。三万年前の我が先輩たちの波照間島から西表島、台湾から波照間島への草船、竹船、丸木船での冒険行の再現ドキュメント。それはそれで手に汗で読み物として秀逸なのだが、台湾の高山からでしか見えない遥かな波照間島に行こうとした古代人たちの好奇心や冒険心の不思議に揺さぶられる。正に人間って何もの?のラストの予定調和にやられる読み手の感性が悔しい。2024/04/27
ジャズクラ本
18
◎我々の祖先のルーツの一つとして南方からのボート・ピープルという一つの解があるが、それを実際に検証してしまったNHKクローズアップ現代の企画。仮定の出発地として台湾を設定し、その目的地は与那国島。方法は3万年前の古代人でも可能な方法で舟をつくり、航海してたどり着くというもの。結果は如何に?いやが上にもロマンと勇気と好奇心を掻き立てられ、読んでいて楽しくなる一冊でした。2021/11/16
やまはるか
16
日本列島に人(ホモサピエンス)が渡って来たルートは、DNAの分析などからサハリンから北海道に渡る北方ルート、朝鮮半島からの対馬ルート、台湾からの沖縄ルートが想定される。地続きであった北方ルート、対岸を目視可能な対馬ルートは疑問がないとして、沖縄ルートについて、3万年前の技術をもって航海できたのかを実証するプロジェクト。草舟、竹筏舟、丸太舟の順に航海に挑む。舟にトイレなどなく海に飛び込んで排泄する。バナナのような排泄物が流れるのを笑いあって眺め潮流の速さを実感したりする。人間味あふれるリポート。2026/08/28
やま
15
2018年、東博に縄文展を見に行った帰り、科博の玄関でこのプロジェクトの製作途中の丸木舟を見ました。これまでの結果が良くなかっただけに、今度こそ上手く行ってほしいという思いで見ていました。それが2019年、成功の報に接したときはうれしかったものです。その状況はNHKでも放送されました。そのプロジェクトの記録が本にまとめられています。まだまだ分からない部分も多いようですが、旧石器時代の祖先たちに思いをはせる感動のノンフィクションでした。2020/01/27
-
- 電子書籍
- ヤクザと契りを交わす理由【単話】(20…
-
- 電子書籍
- FISH Buzz【フルカラー】【タテ…
-
- 電子書籍
- 2周目冒険者は隠しクラス〈重力使い〉で…
-
- 電子書籍
- 【分冊版】俺、勇者じゃないですから。~…
-
- 電子書籍
- 脱法テイマーの成り上がり冒険譚~Sラン…




