講談社文庫 スケバンのいた頃

著者名：中場利一【著】

講談社（2019/11発売）

• ISBN：9784062751919

内容説明

２年１０組、４２人中、８割方が、暴走族の集会に集まるワルそなやつらばかり。なかでもスケバンのノンコは、女教師に目つぶしを食らわすほど。そんなクラスに産休代理で、新任熱血教師・江（こう）健一が赴任した。もちろんその後は、難儀なことばかり。江の熱い想いは、ノンコや生徒たちに伝わるのか。中場流青春学園小説。熱くて悪いか！　スケバンvs.熱血教師。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[yamakujira]

街で出会ったかつての教え子、典型的な不良少女が良家の奥様然と変貌していることに驚いた江先生が、当時を回顧する。１９７４年と書いてあるから、昭和４９年か。グレてるけれどまっすぐで純粋な不良少女と不良少年が、若き熱血教師に心を開いていく心あたたまる物語。喧嘩やら補導やら中絶やらを織りこんで、サクッと読めるものの、どこかで見たり読んだりしたことのあるような展開で、陳腐で安っぽいという印象がぬぐえない。漫画やドラマならば飽きさせなくていいかもしれないけれど、大人が読む小説としては物足りないな。 （★★★☆☆）

2016/06/14

[hash]

ー(ハハハ〜、楽し〜)

2022/05/19

[19720624]

昭和40年代後半の中学校の話。金八先生や熱中時代のように生徒も先生もみんな素直でまっすぐだ。今はもちろん、自分の子供の頃もこんなに純粋ではなかった。そもそもこんな良い時代なんてどこにも無くてこうだったら良いなあっていう作者の願望の話なんじゃないかと思ってしまう。それだけ自分がスレた大人になってしまったのかも…。

2016/04/06

[ごーちゃん]

古き良き、ですね。スケバンの将来がステキ。それにしても中場利一なんて読んでいたんだなぁと、本棚を見ていつも思う。

2015/07/09

[Pikumin]

私には合わなかったみたい。

2009/04/13