ミッドナイツ  《狂騒の八〇年代》作品集成

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ミッドナイツ  《狂騒の八〇年代》作品集成

  • 著者名:山口雅也【著】
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 講談社(2019/11発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065170236

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内容説明

山口雅也作家生活35周年記念。デラックス・エディションによる大著降臨!
一九八九年に『生ける屍の死』で鮮烈な長編デビューを飾ったミステリ作家・山口雅也。だが一九八四年からすでに多種多彩な媒体で作品を発表していた。その内訳はミステリ、SF、冒険小説、音楽小説、青春小説、ホラー、実話推理、ファンタジー、実験小説、ジャズエッセイ、戯曲など幅広い。画家やアーティスト、写真家、ミュージシャン、果てはテーマパークとコラボした若き山口雅也の迸る才気は圧巻! 文化の爛熟期だった一九八〇年代の豊麗な果実42編を単行本に初収録。当時を詳細に振り返る書き下ろし自作解説が付いたファン必携の一冊、ここに誕生。

目次

Intro./《狂騒の八〇年代(ロアリング・エイティーズ)》問答
夢魔で逢えたら I’ll see me in my nightmares. 未発表小説
カクテル・レシピ 見立て小説集 第一話 グラスが血にしみる マティーニ/第二話 蒼ざめた墓に赤い唇 青い珊瑚礁/第三話 ぶよぶよ猫のための変奏曲 エッグノッグ/第四話 女優志願 ピンク・レディ/第五話 メドゥーサの復讐 ジン・トニック/第六話 恋人よ我に帰れ マルガリータ
コラボ小説集(画家・アーティスト編1with 吉田カツ)ラウンド・ミッドナイト+1  Travelin’ Light/赤い死重奏曲/スイート・カリフォルニア/商品開発/素晴らしき環境音楽装置
コラボ小説集(画家・アーティスト編2 with 鈴木英人)亜米利加落書き帖 SECOND LINE/SOUL FOOD/GAS-STATION/NEWS STAND/RADIO/ SKYSCRAPER
コラボ小説集(写真家編 with チャック・スチュアート)幻のチャック・スチュアート・コレクション
アルバート・アイラー(原題「Ghost-Man River」)/ウエス・モンゴメリー/サックスの巨人たち/カウント・ベイシー/デューク・エリントン~ビリー・ストレイホーン/サラ・ヴォーン/モダン・ジャスのスター達
鳥を飼う男 ジャズ小説
プレイボーイ探偵局 実話推理事件簿 FILE 1 :「○○○○は△△△△の実子」説の謎を解いてみた(アリバイ崩し編)!/FILE 2 :毒入りドリンク無差別殺人事件は「新月殺人事件」なのか!?/FILE 3 :毒入りドリンク無差別殺人事件の犯人像/FILE 4 :○○○○子投身自殺事件の真相――脱ぎ捨てられたスリッパの謎/FILE 5 :これが《近未来型保険金殺人》だ
コラボ小説集(ミュージシャン編1 with ドアーズ)異形に捧げし悲歌 Lament for Freaks
コラボ小説集(ミュージシャン編2 with 細野晴臣)グロビュール対策マニュアル
コラボ小説集(ミュージシャン編3 with 門あさ美)歌姫
コラボ小説集(ミュージシャン編4 with 大江千里)モンマルトルに消えた部屋 センリ君の事件簿
コラボ小説集(ミュージシャン編5 with GONTITI)麗しき夏の響きよ。
コラボ小説集(ミュージシャン編6 with 布袋寅泰)WIND BLOWS INSIDE OF EYES
コラボ小説集(ミュージシャン編7 with 飯島真理)不思議の国のまりン A TALE OF THE MAGIC ISLAND
コラボ小説集(販促編 with ラッキーストライク)ラッキー・ハードボイルド
コラボ小説集(テーマパーク編 with 韓国ロッテワールド)ソウル・マジックを信じるかい?
コラボ特別編(加藤和彦インタビュー)優しい時の過し方
三幕劇 青山円形劇場 with 岡田眞澄(1987年上演の戯曲に基づく2019年新版戯曲)FUAN FUAN氏の真夜中の島

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

22
★★☆☆☆山口雅也の熱狂的ファン以外にはとてもオススメできない。バブル萌芽期に色々なメディアでコラボした短文が主な寄せ集め。せめて写真や画像とのコラボなら元になった画像も載せて欲しいと思うのだが著作権の関係なのかそれらはまるでなし。写真集並の3600円もの値付けをしておいてそれはないだろう。軽いファンでしかない自分にはなんだか山口雅也を嫌いになりそうな1冊。2020/02/14

san0604

10
初めて読む作家さんだが 読みやすく テーマも良かった。短編だから? コラボ?オマージュ?さりげなく散りばめられてるスパイス 好きかも2020/03/22

グラスホッパー

5
若い時代の山口雅也だった。音楽、映画に含蓄が深い。ハードボイルド作品が良かった。2020/03/14

hirayama46

5
『生ける屍の死』以前の様々な媒体で発表された短編を集めた一冊。SFや怪奇的な作風も多く、異色作家短編集に通ずる感覚があるように思えました。ただ、やはり玉石混交の感はあるので、他の著作との繋がりはないとはいえ既読者向けの本とは言えると思います。2020/03/13

花嵐

4
★★★☆☆ この作者の熱狂的なファンならめちゃくちゃ楽しめる短編集。全体的に音楽関連の話が多いので、そちらに明るくない私にはいまいち掴めない話が多かった。一番心に残ったのは「亜米利加落書き帖」の終盤の話かな。バベルの塔とエンパイアステートビルを語ったところが印象に残った。2023/08/09

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