内容説明
どうすれば「デザイン」をビジネスに活かせるのか――。「スタイリングとしての表面的なデザイン」だけでなく、「言葉のデザイン」、「ニーズではなく、ウォンツを刺激するデザイン」「ブランドデザイン」、「ストーリーデザイン」、「社会問題の解決デザイン」……著者が携わるプロジェクトを例に、自身の手法と「デザインの今」を解き明かす!
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ビジネス書三昧本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナカ電子出版
24
「なんなんでしょうこのシンプルな表紙デザインは…」と思いながら何となく読んでいましたが、なかなか面白いです❤️6章構成のこの本ですが、デザインとは何か?を0章として定義してきます。著者奥山清行さんの経歴を後から調べるとフェリーからロープウェイ、電車まで作ってきた。モノ作りの専門家がモノ作りからコト作りへと変貌してきた。デザイン思考満載の本です☺️今の時代を生き抜くために自己をデザインし続ける一冊なるでしょう🎵2019/12/21
アルカリオン
11
p69 「ニーズ」とは「必要性」すなわち「顕在化した需要」、「ウォンツ」とは「欲求」すなわち「潜在的な需要」▼これは元々、私が慣れ親しんでいた定義と同じだが10年ほど前に受けたGLOBISの講座ではこれとは異なる定義が用いられており、個人的にはしっくりこなかった▼「ウォンツ」の定義は人により異なるが、ニーズ・ウォンツの両方に言及しないと突っ込みが入るのでとりあえず両方並べておくのが良い、という冗談交じりだが実用的な見解も見たことがある▼自分にとってしっくりくる定義を大家が使っているのを見て少し安心した。2025/03/16
なつ
11
よくあるCD本だけど、プロダクト系なところが新鮮です。グラフィックや建築にない視点、例えばBtoB案件でその先のBtoCを見るケースは勉強になりました。プロダクト起点でブランドストーリーを紡ぐ姿勢も面白くて、視点をどこに置くかが重要なのだと勉強になりました。ただ、デザイン思考とデザインは本質的に関係ないと考えます。デザイン思考は課題解決型思考で、デザイン教育を受けると自然と身につくよ、という物かと。日本の社長がジョブズに傾倒し、デザイナーの地位があるべき場所に正されたのが「デザイン思考」の顛末でしょうか。2020/08/31
アルカリオン
10
p58- 確かに、いいデザイン、魅力的なデザインは人の感性に訴える。だからと言って、それがプロセスも試行錯誤もなしに、デザイナーの直感やインスピレーションのみから生まれるものではない▼アートは本来、「自分の時間と自分の資金を使い、自分の理想を求めて制作されるもの」である。結果として、その作品が売れる人もいれば、そうでない人もいる。それに対してデザインは、もともとは「他人の資金を使い、モノやサービスなどをつくり、その売り上げの一部をデザイナーがいただく」というものだ▼デザインは意匠に限定されるものではない。2025/03/22
kossy
2
筆者の自慢が多かった2020/01/03