内容説明
このこだわりが、傑作誕生のひみつ。気になることすべてにとことん迫る、きらりと光るエッセイ集。
ショートショートの神様は、一度疑問に思ったら、考え抜かないと気がすまない! 今や国民的作家が、小学生時代、作文がへただった理由とは?(「作文の成績」) UFOは実在するのかしないのか、目撃例がふえても研究は進まず……。(「UFOの警告」) 薬がないと眠れない、でも全くつらくない!?(「不眠症二十五年」) 創作1000篇を目前にした著者が、絶えず世界を観察し、自己と向き合ったエッセイ36篇を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
117
星さんのエッセイですが、改版で私もすでに読んでいるのですが本屋で見かけたので手に取りました。30年以上前の時代に書かれているのですが面白さなどは変わりません。今回は一番最初の本のところが私と同じだなあという感じで読みました。処理しても本棚を増やしてもいつも一杯になってしまいます。もうこの歳なので再度処分していこうと思います。ごみとして捨てるには忍びないのですが最近は古本屋も引き取ってくれないところが増えてきました。2019/12/22
ぜんこう
29
星さんはエッセイも読みやすい。星さんの物事へのこだわりというか探究心というか、僕にはとてもマネできない。コレステロールだけでここまで調べまくるのか。そしてツボの経路は解明できたんだろうか? 人類の千年後、1万年後を気にするのもすごい。2020/11/20
Tanaka9999
12
1986(昭和61)年発行、2019(令和元)年改版、KADOKAWAの角川文庫。36編。あとがき有。解説は浅羽通明。1976年から1983年のもの。星さんのエッセーは意外と社会派のネタが多いような気がする。ほとんどは今にも通じるネタではあるが、書いていることにはなんか賛成できないものが多いかな。最後の1編はあとがきに書いてあるとおり、長くて読み切れないところがあります。2021/07/12
新天地
9
星さんの作品はショートショートはもちろん、エッセイにも先見の明があると良く解る内容。特に「映画『雲ながるるる果てに』について」の項は出色の出来ばえ。今の当たり前が、これからの当たり前とは限らないどころか、それから先の時代の人々にとってのそれは違和感や異様さを与え時には恐怖すら抱かせるものである。このことは常に頭の中に入れておかなくてはならない。また「いわんとすること」の項を読んで、今の自分の日常では手紙を書くことは稀だが、キチンとした手紙を書ける人になりたいと思い襟を正すには十分な内容。2020/01/28
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
令和元年11月25日 改初版。。。とうとうエッセイ集まで改版か!狙い撃ちされていますが勿論購入。面白いんですがよほど本が売れていないのか。2019/12/10