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内容説明
2019年度、新聞協会賞受賞。
石油の世紀だった20世紀から、21世紀はデータの世紀になった。
ヒト・モノ・カネが生み出すデータ資源はかけ算の原理で増え続け、企業や国、そして世界の秩序を変え始めた。
膨大なデータは成長の原動力になる反面、人の行動を支配するリスクも抱えている。
かつての産業革命に匹敵するイノベーションが、我々にも変革を迫る。
歴史は繰り返す。データの世紀が問いかけるのは、産業構造の転換や企業間の攻防にとどまらない。
データが主導する新たな経済「データエコノミー」の最前線を追う日本経済新聞の大型連載「データの世紀」の新聞協会賞受賞を機に、同連載の取材班が加筆、再構成して緊急出版!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
103
今後はデータを一つの産業としていこうということで経産省をはじめとした官主導の政策が出てきています。ただこの本の最初にあるように「リクナビ問題」で水をかけられたような感じになったといっています。確かにコンプライアンスが希薄な企業が個人情報を扱うと問題があるということなので今年に個人情報保護法の改正があるようです。この本では日経の記者などが実験的な対応を行いいかにいまの時代では情報なしでは仕事の効率も上がらないことが書かれています。参考になりました。2020/02/26
よっち
36
データが主導する新たな経済「データエコノミー」の最前線を追う日本経済新聞の大型連載「データの世紀」を同連載の取材班が加筆再構成して書籍化。就職活動に衝撃を与えた「リクナビ問題」の経緯、記者が身体を張って調査するGAFAを巡る利便性と収集される個人情報、個人情報の価値、最適な広告が表示されることの意味、デジタル貧困やレビュー社会の危うさ、共有される個人情報、遅れを取る日本社会や企業の現状などを取り上げつつ、利便性と引き換えに新たな支配が構築されつつある現状で自分がどうあるべきか、考えることも多い一冊でした。2020/01/02
trazom
33
最先端のITに疎い私には、衝撃の連続だった。実際にGAFA断ちをしたり、ターゲティング広告を出したり、サイトに出品したりと、体当たり的な取材から現実が浮き彫りになる。データ社会が、格差を拡大再生産したり、民主主義さえ揺るがしかねない実態を目の当たりにして、たじろぐ自分があるが、何より怖ろしいのは、我々自身が、その副作用の闇の深さに気付くことなく、無料サービスの利便性を無邪気に享受していることかもしれない。果たして超情報化社会とは、「利便を取るか「私」を守るか」の二者択一を迫られるような世の中なんだろうか。2020/01/24
おおたん
20
IT、ネット社会における「データ、情報、テクノロジー」について知ることができる本。リクナビ事件、データの価値、GAFMの強さなど、知らないことが多く、勉強と投資の参考にもなりました。便利と引き換えに、私たちは何を犠牲にしているのか?を考えさせられました。◆日本はデジタル経済の競争力が伸び悩んでいる◆個人データは「たんぴん」では利益を生まない◆世界のインターネット広告市場では、グーグルとフェイスブックの2社合計で約6割のシェア◆グーグル→データのダウンロードで検索する→自分のデータ→アーカイブを作成2021/10/16
hk
19
ネイサン・ロスチャイルドの逸話を引くまでもなく、古よりデータは金のなる木だ。それに輪をかけ95年のIT革命によりデータの量が質へと相転移を起こす。その結果データは打ち出の小槌としての様相を強めている。 さて一体全体IT革命前後ではデータを取り巻く何が変わったのか? それは「コンピュータ―処理」の是非だ。95年までは情報はあってもほぼすべてがアナログであり、人力で情報処理していた。これが情報革命にてデジタル化され機械処理が可能となる。ここから人類が持て余していた莫大なデータを途轍もない速度で処理し始めた。2020/01/27
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