内容説明
◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ
◆第五句集
2012年以降の作品から360句を収録した第5句集。
句集名の『朝晩』は、文字通り朝と晩であるとともに、いつも、常々、日々の暮らしの中で、という意味合いが込められている。
◆自選一二句より
妻来たる一泊二日石蕗の花
雪降るや雪降る前のこと古し
葬送の や太鼓や山笑ふ
夕空は宇宙の麓春祭
レタス買へば毎朝レタスわが四月
飯蛸やわが老い先に子の未来
松蝉の声古釘を抜くごとし
月涼し配管老いし雑居ビル
めらめらと氷にそそぐ梅酒かな
ひぐらしや木の家に死に石の墓
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
11
とにかく装幀が美しい。取り合わせの句はなかなか難しいな。自分に力がないせいで理解が及ばないと感じる。2020/02/10
Nick Carraway
2
「鷹」俳句会主宰・小川軽舟氏の第5句集。氏はサラリーマンとして横浜の自宅から関西に単身赴任して、その境涯を俳句に結実させた。中公新書『俳句と暮らす』の記述ともオーバーラップする句群が読める。 「風呂は沸き飯は炊けたり初鰹」 「冬の朝トースト二枚とびにけり」 「墨客の湯上がりを待つ洗膾かな」 「氷鳴る麦茶注ぎ足しくるるとき」 「福助の月代青き夕立かなか」 「鯉割きて鰓真紅なり寒の入」 「囀や雨に高まり雨に消ゆ」 日常の何気ない場面々々を捉えての句。壮大な宇宙から、何気ない日常まで描ける俳句の素晴らしさ。2026/03/07
豆ぐみ
2
2019年ふらんす堂刊。「鷹」主宰の第5句集。好きな句を抜き書きすると、〈バスタオル胸に取り込む躑躅かな〉〈手がのびて土筆思はず目をつぶる〉〈校章の刺繍の厚し四月来る〉〈汐干潟生類のこゑふつふつと〉〈八月や古書にしふねき煙草の香〉〈冬尽きて空に無数の擦過傷〉〈昇りつつ霾天見上ぐ春の人〉〈おるがんは雲踏むごとし春惜しむ〉〈めらめらと氷にそそぐ梅酒かな〉〈埋め立てて育つ港や滑莧〉などなど。〈関係ないだろお前つて汗だくでまとはりつく〉が集中で異色。2019/07/22
pirokichi
0
先頃発表された第59回俳人協会賞を受賞した、鷹主宰小川軽舟さんの句集。〈レタス買へば毎朝レタスわが四月〉〈晩春や人の手首に時間見て〉〈梅雨の日々ジャージでゆるく暮らしたく〉〈遅刻メール梅雨の満員電車より〉〈梅咲いてユニクロで買ふもの軽し〉〈サイダーや有給休暇もう夕日〉など、サラリーマンの何気ない日常を描いた句に特に惹かれた。装幀もイラストも素敵。ふらんす堂の本は美しいな、とあらためて。2020/02/01
-
- 電子書籍
- シュート!の世界にゴン中山が転生してし…
-
- 電子書籍
- 悪役令嬢は100回目のバッドエンディン…
-
- 電子書籍
- MOTO NAVI(モトナビ) - N…
-
- 電子書籍
- NATURAL HAPPY いちばんの…
-
- 電子書籍
- みそぎ考 - 日本史に見る罪と罰 まん…




