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内容説明
2030年の世界を見通すSDGs。これから2030年までに何が起こるのだろう。
未来を予測するためのデータには、様々なものがありますが、ひとついえるのは、これからの社会は今までとは全く違ったルールによって営まれるということ。
現在の世界はどうなっているのか、これから世界はどこに向かっていくのか。
SDGsの枠組みを借りながら、世界の問題点を掘り下げると同時に、今起こりつつある変化について語ります。
●テクノロジー×地政学でみる世界の勢力図
GAFAMによる世界支配を推進するアメリカ、一帯一路で経済圏を拡大しようとする中国、SDGsやパリ協定を通じてイニシアチブを発揮しようとするヨーロッパ、未開拓の市場で独自のイノベーションを生み出すサードウェーブ(インド・アフリカ)。多様化する世界を紐解けば、それぞれの地域に独自の戦略が根づいていることが見えてきます。ニュースをひとつとってみても、まったく違う視点で世界をとらえられるようになるはずです。
●一目で状況がわかる「地図」
全編を通じて「地図」を多用し、世界の状況が一目でわかるようにしています。
また、池上彰先生、大阪大学の安田洋祐先生の対談を交え、最先端の世界の真相に迫ります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
227
今ネットで有名な若手学者が見た世界観。確かにと思う事もあるし、知ってるって話もあるけれど、池上さんと対談しているからか不思議と池上さんの本のような感じがした。そして教科書っぽい基本的なことが書かれていて勉強になった。2020/05/03
神太郎
66
SDGsというのをテレビなどで見かけるようにはなったがその内容についてはぴんとこない。持続可能なと言われても「ん?」と思わず首をかしげてしまう。基軸はSDGsだが、それを実現させるために世の中がテクノロジーがものすごい勢いで進歩しているのはそういうこともあるのかと納得。しかしながら、日本ではいまいちピンと来てないような……。アメリカや中国が台頭してくるなかでヨーロッパのいち戦略でもあるこの政策。その階層構造は興味深い。また、2050年までの予定と予測の年表も興味深い。→2020/09/03
breguet4194q
65
SDGsを学ぶうえでバイブルになりえると思います。イラストやグラフなどが多く、見やすくそして読みやすい。難解に感じる箇所はありません。多くの出典を参考にしてるので、内容も信憑性が高いです。これからを生きる若い世代にぜひ読んで欲しい一冊です。2020/02/22
ミライ
44
落合陽一さんの最新著書。今作は2030年までの国際目標である、持続可能な開発目標(SDGs)について、現状の世界中の問題を掘り下げながら今現在・近い未来に起こりうる変化について語られる。350ページ調で情報満載(地図・グラフを駆使して紹介されているのもわかりやすい)、これを読めばSDGsについてかなり深く理解できるはず。落合さんの本らしく最新技術・テクノロジーの要素が満載で、かつ、それがSDGsに絡めて濃く幅広く語られていて非常に勉強になった。2019/11/25
yutaro13
42
名前は知ってるけどよく知らない、という人が多いと思われるSDGsをテーマに2030年の未来を考えるというコンセプト。落合陽一氏のネームバリューに期待して読むと、「広く浅く」なので拍子抜けするかも。SDGs(PRI,ESG)は法と倫理で社会を統べる欧州流のルールであり、各国の利害を勘案した最大公約数的な問題設定に留まっているとのこと。日本の方向性として鍵になるのは「デジタル発酵」(米中欧の三極の中間地点で文化と技術の両輪で付加価値をあげるアプローチ)ではないかとの提議。抽象的でまだあまり腑に落ちていない。2020/10/30