角川文庫<br> Kの日々

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角川文庫
Kの日々

  • 著者名:大沢在昌【著者】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2019/11発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575513554

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内容説明

この三日間で、木はその女にちょっと惚れてしまった。女にほとんど興味のない木には、それはひどく珍しいことだ――。
その女、「K」の調査を依頼された「裏」の世界の探偵、木。依頼の内容は、Kが隠し持っているというお宝を見つけ出してほしいというものだった。
三年前に発生し、闇に葬られた丸山組組長誘拐事件。多額の身代金をうけとった李という男が、事件から間もなく、白骨となって東京湾に浮かんだという。Kは李の恋人だったのだ。
Kは恋人を殺し身代金を独り占めした悪女か、それとも恋人を思いつづける聖女か。逆転につぐ逆転に一気読み必至の長編ミステリ!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タックン

77
2・3回目の再読。組長誘拐事件の身代金とその実行者の中国人の殺害を巡っての話で会話ばっかりで読みやすいのだけど話が二転三転どころか七転八起しちゃって途中はわけわからなくなった。っで最後は意外なとこもあったけど落ち着くところに落ち着いたな。Kが魅力的過ぎたけど題名が話と合ってないような・・・・?大沢さんにしてはまとまりがないな・・・・・。2016/05/23

えみ

25
追い詰めているのか、追い詰められているのか。差し迫る危険に終始緊張感漂う二転三転する展開はスリル満点で、命を代償とした騙し合いを第三者の目で楽しまずにいられない。裏の探偵・木が過去の組長誘拐事件で消えた大金の行方を探し出せとの依頼を受けて始まるサスペンス小説。歪んだ人間が蔓延る裏社会の仕組みに紛れ込んだ金と罪。怪しくない者が一人もいない関係者たちの渦中に飛び込んでしまった木が徐々に彼らの偽りの仮面を剥いで陰謀や虚偽を暴いていく様は何故か清々しく、曲りなりの正義に見えた。嘘つきは誰だ!最後まで目が離せない。2020/01/21

こゆび

18
探偵に暴力団員に悪徳刑事、死体処理を生業とする者。消えた身代金8000万円をめぐり、一癖も二癖もある人間たちの命懸けの探り合い。事件の中心にいる人物は、白骨死体となって発見された誘拐犯の恋人「K」。すべてを仕組んだ裏切り者は誰なのか。男と女と嘘と。傷付いたのは誰かへの想いがあったから。傷が癒えたのは誰かの想いがあったから。2021/04/28

007

17
面白かった。これも展開早くて。でもいつものドンパチはあまりなかった。最後のまさかの展開も意外だった。これはハードボイルドというより謎解き感が強い作品ですかね?2014/11/01

多喜夢

9
久しぶりに読んだ大沢在昌。新宿鮫のしびれるような切実感はなくあっさりと物語は進む。裏の世界の重苦しさもあまり感じられずにハッピーエンドとなったが、まぁこれはこれで良しとしよう。2018/08/15

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