内容説明
起立性調節障害の子どもが思春期を迎えることで生まれる戸惑い・悩み。本書は「起立性調節障害」の子どもの高校進路選択や学校生活、就職・就労等、日常生活のさまざまな困難を適切にサポートできるよう具体例を交えてわかりやすく解説。2015年に改訂された「小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン」(日本小児心身医学会)に対応した改訂版。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きみたけ
48
今週末の息子の進路相談会に向けて勉強。著者は、起立性調節障害・不登校などを専門領域にされているOD低血圧クリニック院長の田中英髙先生。起立性調節障害の子供の高校進学についての調査結果を知ることが出来て良かったです。一番大切なことは子供の体力に見合った授業カリキュラムの高校を選択すること。また、障害の重症度、高校進学の意義と意欲、通学時間・状況、授業カリキュラム、指導方針、学力レベルなどトータルな視点も大事。病気の治療も通学にも本人の強い「自主性」と「自己責任の意識」が必要との事。2022/02/23
ポルターガイスト
4
授業が受けられない分は依頼されたら個別対応(夕方から改善するため&自主性の涵養のため)/梅雨時期などは欠席連絡でなく出席連絡にしたほうがいいこともある(親のストレスになるから)/保護者の怒り,心配,不安が最大の憎悪因子/授業を寝ていてもそれは本人の体調の問題,先生の対応の問題ではない,無理に起こそうとすると逆効果,無理に動いて失神することも/「怠けが入ってるのではないか」という考えは横に/基本的に短期で治ることはなく長期の戦いになる/体力に見合った高校に進学した場合,2〜3年には90%程度が回復する2024/04/29
PukaPuka
3
中3までに回復するとよいですが、、、高校にかかると本当に大変なのですね。2022/02/06
azu3
3
コンパクトで非常にわかりやすい。まずは最初の一冊としてお勧め。2019/06/12
ねこのあくび
2
2017年10月読了