遅咲きトレーダーのスキャルピング日記 ──1年間で100万ドル儲けた喜怒哀楽の軌跡

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遅咲きトレーダーのスキャルピング日記 ──1年間で100万ドル儲けた喜怒哀楽の軌跡

  • ISBN:9784775971925

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内容説明

あるトレード戦略は、つもり売買ではいつも素晴らしいものに見える。しかし、実際にトレードしてみると、マーケットの混沌や人間の予測不可能な行動によって、最高のはずだった戦略でさえ効果が上がらないことも多い。トレードは、実際に自分のお金を賭けてプレッシャーにさらされると、大変難しいものになるという厳しい現実を、すべてのトレーダーは知ることになる。

エドウィン・ルフェーブルの『欲望と幻想の市場』を彷彿させる本書は、先物のデイトレードで1年に100万ドルの利益を上げたトレーダーの浮き沈みや成功と失敗を内側から見せてくれる。この詳細な日誌のなかで、ミラーは安定的な利益を上げるために、ミスや計算違いや自滅的な行動といった地雷を避けて注意深くトレードしていく様子を、隠すことなく見せてくれている。本書には、2008~2012年にかけた彼のトレード日誌の一部と、2004~2011年にかけて彼が行った先物でのトレードのパフォーマンス(約2000日分の実際のトレード結果と分析)が掲載されている。

本書を読めば、筆者が毎日トレードをするという挑戦を続けることで集中と意欲、攻撃性の抑制、そしてトレードの場に行くこと(特に寝不足の朝であっても)の重要性を学んでいった過程を読者も経験することができる。彼が日々刻々と成長していく様子を日誌を通じてたどっていくと、彼がどのようにして自分の強みや弱みを理解したり、日々の目標を達成したりしなかったり、結果を分析したり、学んだことのすべて(スポーツやポーカーや人生で得た価値ある洞察を含めて)を先物のトレードに応用してきたかが分かるだろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

2
「マーケットの正しい側」への接近は、同時的パターンとして捉えることから始まる。一方、線状の時間で成り立つ日記は市場の時空と齟齬を来し、葛藤や苦悶を生み出す。トレンド日翌日のDAXの動きやTICK、VIXを指標にシンプルな平均線一本でスキャルする著者は、この線状の時間を流れるままにせず、「マーケットの正しい側」に沿うために日々をパターン化し、線状に流れない市場の時空を日記の余白に記す。それゆえ、ドローダウンから復活する様子を描いた彼のチャートを頭に浮かべる読者は、市場を非線状的に認識する努力を見ているのだ。2017/11/11

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